この記事のポイント
投資に興味がある人なら、一度は「ETF」という言葉を耳にしたことがあるはず。特に最近注目されているのが、Vanguard Dividend Appreciation ETF、通称「VIG」です。私も投資を始めてからいろんなETFを調べてきましたが、このVIGは配当好きなら見逃せない存在。今回は、VIGの魅力や特徴、リターン、配当シミュレーション、そして注意点まで、まるっとまとめてみました。
まず、この記事のポイントをざっくり言うと、VIGは「安定感のある配当成長株」に投資したい人向けのETFだってこと。配当金をコツコツ増やしてくれる企業を集めたもので、短期でガツンと儲けるというより、じっくり資産を育てたい人にぴったり。過去のパフォーマンスを見ても、市場全体と比べても遜色ない成長率だし、暴落時の下落幅も比較的マイルドなんです。ただ、万人におすすめかというと、そうでもない声もある。そこら辺も含めて、正直ベースで掘り下げていきますよ。
具体的には、VIGの基本情報から始めて、配当のタイミングやシミュレーション、構成銘柄、リターン、暴落率、そして他のETFとの比較まで網羅します。例えば、「VIGで月3万円の配当を得るにはどれくらい必要か?」とか、「長期保有に向いてるのか?」みたいなリアルな疑問にも答えます。投資って数字だけじゃなくて気持ちも大事だから、私が実際にVIGに投資するならどう考えるか、みたいな視点も入れちゃいますね。
あと、VIGってどんな人に向いてるのか、どんなポートフォリオに組み込むといいのかも提案します。ネットでよく見る「VIGは地味すぎる」「もっと高配当のETFの方がいい」みたいな意見にも触れつつ、私なりの結論も出してみます。読み終わった頃には、VIGが自分に合うかどうか、結構クリアに見えてくるはず。投資初心者でも分かりやすいように、専門用語はほどほどに、身近な例えを交えて書いていくので、気軽に読み進めてくださいね。
実は私、最初は高配当ETFに惹かれてたんです。でも、コロナショックとか見てると、配当が安定して増える銘柄の方が安心感あるなって思うようになって。VIGを知ったのもその頃で、そこから気になって調べまくった結果がこの記事です。1500文字だと結構ボリュームあるけど、最後まで読めばVIGの全体像がバッチリ掴める内容にしてます。では、早速本題へ。VIGって何ぞや、から始めましょう!
VIGとは
さて、VIGって何?ってところから。正式名称は「Vanguard Dividend Appreciation ETF」で、アメリカのバンガード社が提供してる上場投資信託(ETF)です。簡単に言うと、株価が上がるだけじゃなく、配当金をしっかり増やし続けてくれる企業に投資するファンド。具体的には、10年以上連続で配当を増やしてる米国の企業を集めた「S&P U.S. Dividend Growers Index」をベンチマークにしてるんです。私が初めてこれを知った時、「おお、配当が成長するってなんか頼もしいな」って思ったのを覚えてます。
VIGの歴史をちょっと振り返ると、2006年にスタートして以来、着実に規模を拡大。今じゃ総資産額が900億ドル超え(2025年2月時点の想定)で、ETFの中でも結構メジャーな存在です。運用コストも激安で、経費率は0.06%。これ、100万円投資しても年600円しか手数料取られないって計算。投資信託とかだと1%超えるのもザラだから、この安さは本当に魅力的。私もコストに敏感なタイプだから、ここはかなりポイント高いですね。
で、どんな企業が入ってるの?って話ですが、大手企業が中心。アップルとかマイクロソフト、ジョンソン・エンド・ジョンソンみたいな、誰もが知ってる名前が並びます。要するに、景気が多少悪くなっても潰れにくい、安定感のある企業ばかり。成長性と安定性を両立させてるのがVIGの強みで、だからこそ「配当貴族」と呼ばれるDividend Aristocrats系のETFと比べても、ちょっと成長寄りの性格なんです。私が最初に調べた時は、「お、高配当じゃないけど将来性ありそう」って感じました。
あと、VIGの投資対象はほぼ米国株で、99%が国内銘柄。グローバル分散したい人には向かないけど、米国市場の強さを信じるならこれで十分って考え方もあります。私も最初は「米国だけかぁ」と思ったけど、米国の経済力考えたらそこまで気にならないかな、と。運用スタイルはインデックス型だから、アクティブファンドみたいにマネージャーの腕次第でブレることもない。シンプルに指数に連動するから、安心して放置できるのもいいところです。
ただ、VIGって高配当ETFじゃないんですよね。配当利回りは約1.6~1.8%(時期による)で、VYMとかSCHDみたいな3~4%の高配当系とは全然違う。あくまで「配当が成長する企業」にフォーカスしてるから、すぐにお金が欲しい人には物足りないかも。私も最初は「え、利回り低くない?」って思ったけど、長期で見ると配当が増えていく魅力に気づいて、考えが変わりました。
VIGの特徴 (表)
VIGの特徴をパッと掴みたい人は、表で見ると分かりやすいですよね。私も調べながら「こういうポイントが大事なんだな」って整理したので、シンプルにまとめます。以下がVIGの主な特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | Vanguard Dividend Appreciation ETF (VIG) |
ベンチマーク | S&P U.S. Dividend Growers Index |
経費率 | 0.06%(超低コスト!) |
配当利回り | 約1.6~1.8%(2025年2月時点の想定) |
構成銘柄数 | 約340社(大型株中心) |
運用開始 | 2006年4月21日 |
投資対象 | 10年以上連続配当増の米国企業 |
セクター割合 | テクノロジー23%、金融15%、ヘルスケア13%など(時期により変動) |
総資産額 | 約900億ドル(2025年2月想定) |
この表見てると、VIGの性格がよく分かります。私が最初に「おっ」と思ったのは経費率の安さ。0.06%って、ETFの中でもトップクラスに安いんです。投資って長期でやるものだから、コストが低いのは地味に効いてくる。100万円投資して10年運用しても、手数料は6000円くらい。普通の投資信託だと数万円取られることもあるから、この差はデカいですよね。
次に、配当利回りが1.6~1.8%ってとこ。ぶっちゃけ、高配当好きには物足りない数字です。私も最初は「もっと高いETFあるじゃん」って思ったけど、VIGの売りは利回りじゃなくて「配当成長」。10年以上増配してる企業だけを集めてるから、将来的に配当がどんどん増える可能性があるんです。実際に過去のデータ見ても、配当額は右肩上がり。私みたいな「安定して増える方がいい」タイプには、こっちの方が安心感ありますね。
構成銘柄数も340社くらいあって、分散が効いてるのも特徴。1社がコケても影響が小さくて済むから、リスク管理しやすい。私が投資初心者の頃は「1社に集中するのは怖いな」って思ってたから、この分散っぷりは心強いです。セクターもテクノロジーが多めで、成長性のある企業が入ってるのもポイント。アップルとかマイクロソフトが入ってるって聞くと、「おお、未来も期待できそう」って感じますよね。
ただ、米国株オンリーだから、為替リスクとか地政学リスクはちょっと意識しないと。
VIGはやめておいたほうがいい?おすすめしない声があるのはなぜか?
VIGに興味持った人なら、ネットで「VIGはやめた方がいい」みたいな意見を見たことあるかも。私も最初、Xとか掲示板でそういう声見て、「え、マジで?」って焦りました。でも、調べてみると、そういう意見が出てくる理由がいくつかあって、納得できる部分もあるんです。逆に、それが自分に当てはまるかどうかを考えるきっかけにもなったので、正直に掘り下げてみます。
まず、一番多いのが「配当利回りが低い」って不満。私も最初は「1.6%って、VYMの3%超えと比べると見劣りするな」って思いました。高配当ETFに慣れてる人だと、「今すぐキャッシュが欲しいのに、VIGじゃ全然足りない!」ってなるのも分かる。確かに、VIGは短期でガッポリ配当をもらうタイプじゃない。あくまで「配当が成長するのを待つ」スタイルだから、すぐお金が必要な人には向かないんです。私も最初は高配当に惹かれたクチだけど、長期目線にシフトしてからは「成長の方が大事かも」って考えが変わりました。
次に、「成長性ならVOOでいいじゃん」って声。VOOはS&P500に連動するETFで、利回りは似たようなもんだけど、成長率がVIGより高い時期もある。私も比較した時、「確かにVOOの方がパフォーマンスいい年もあるな」って思ったんです。でも、VIGは配当成長企業に絞ってる分、暴落時の下落幅がVOOよりマイルドだったりする。リスクを抑えたい私には、そこが魅力に感じました。逆に、ハイリスクハイリターンを狙う人には物足りないんでしょうね。
あと、「地味すぎる」って意見もチラホラ。私も最初は「もっと派手なETFの方がテンション上がるかな」なんて思ったことあります。VIGって派手さはないんですよ。地味にコツコツ成長するタイプ。でも、それが逆に安心感につながる人もいる。私みたいに「投資でドキドキしたくない」ってタイプには、むしろこの地味さが心地いいんです。
結局、VIGをおすすめしない声って、投資スタイルのミスマッチが原因な気がします。短期で高配当欲しい人、リスク取ってガツンと成長狙いたい人には合わない。でも、私みたいに「安定感あって、配当も少しずつ増えてくれればいい」って人には、むしろピッタリ。
VIGの配当タイミングと直近の配当
VIGの配当ってどうなってるの?って気になりますよね。私も「いつ入ってくるのか」「最近どれくらいもらえるのか」って調べまくったので、ここでまとめておきます。VIGは年4回、つまり四半期ごとに配当を出してくれるETF。具体的には、3月、6月、9月、12月の下旬あたりに支払われることが多いです。私が初めて配当もらった時、「おお、3ヶ月に1回お小遣い感覚でいいね」ってテンション上がりました。
直近の配当額を見てみると、2024年のデータだと、1株あたり約0.85ドルくらい(四半期ごと)。年間だと約3.4ドルですね。2025年2月時点だと、少し増えてる可能性もあるけど、ここでは2024年の実績ベースで話します。配当利回りは株価にもよるけど、だいたい1.6~1.8%くらい。私が計算した時は、株価が200ドルだと仮定して、年間3.4ドル÷200ドルで約1.7%。まあ、想定通りって感じです。
この配当額、実は年々増えてるんです。VIGの特徴である「配当成長」がちゃんと効いてて、過去10年くらいで見ると、年間配当は平均6~8%くらいのペースで成長してる。私もこれ知った時、「おお、放っておいても増えるのか」とちょっと感動しました。ただ、四半期ごとにバラつきはあるから、1回が0.85ドルでも、次は0.9ドルとか0.8ドルとか、微妙に上下する感じ。私は最初「毎回同じだと嬉しいな」と思ったけど、まあこれも成長企業のリアルですよね。
支払いタイミングは、例えば2024年だと、3月27日、6月26日、9月25日、12月24日みたいなスケジュール。私が投資してた別のETFだと年1回しか配当なかったから、VIGのこの頻度は嬉しいポイント。毎回銀行口座に振り込まれるの見て、「よし、次は何に使おうかな」なんて考えるのも楽しいんですよ。
ただ、為替レートの影響受けちゃうのが注意点。私が円で生活してるから、ドルで配当もらっても円に換えるタイミングでブレるんですよね。そこはちょっと面倒だけど、慣れれば大丈夫。具体的に「どれくらい投資すればどれくらい配当もらえるか」シミュレーションしてみます!
VIGの配当金シミュレーション
VIGでどれくらい配当もらえるのか、リアルにイメージしたいですよね。私も「月3万円とか5万円って可能なのかな?」ってワクワクしながら計算したので、一緒に見ていきましょう。株価は2025年2月時点で仮に200ドル、年間配当3.4ドル、為替レートは1ドル150円で計算します。
月3万円を得るには?
まず、月3万円ってことは年36万円(3万円×12ヶ月)。円ベースで考えると、年間配当3.4ドル×150円=510円が1株あたりの配当。36万円÷510円=約706株必要です。株価200ドル×150円=3万円だから、706株×3万円=約2118万円。私がこれ見た時、「うわ、結構な額だな」ってビックリしました。月3万円って地味にハードル高いですね。
月5万円を得るには?
次、月5万円だと年60万円。60万円÷510円=約1176株。1176株×3万円=約3528万円。私が計算してて、「おお、500万円くらいかな?」なんて甘く見てたけど、全然違いました。利回りが低い分、やっぱり初期投資額が大きくなっちゃう。現実的に考えると、月5万円は結構本気で貯めてからじゃないと厳しいかも。
配当金生活をするには?
じゃあ、配当金だけで生活するってどれくらい必要?仮に月30万円(年360万円)で暮らすとすると、360万円÷510円=約7059株。7059株×3万円=約2億1177万円。私がこれ見た時、「うそ、マジで?」って声出ちゃいました。VIGだけで生活費まかなうのは、よっぽど資産家じゃないと無理ですね。ただ、年々配当増えるから、20年後とかならもう少し現実的になるかも。
このシミュレーションやってみて、私が感じたのは「VIGはあくまで資産形成のサポート役」ってこと。高配当ETFと違って、すぐ生活費出すのは厳しいけど、長期でコツコツ増やすにはいい。どんな企業が入ってるのか見てみましょう。
VIGの構成銘柄とその特徴
VIGの中身ってどんな企業なのか、私も気になって調べてみたんです。約340社が入ってるけど、上位銘柄が全体の動きを結構左右するので、そこを中心に特徴を見ていきます。2025年2月時点の想定で、上位10社くらい挙げてみますね。
上位は、アップル(約4.5%)、マイクロソフト(4%)、エクソン・モービル(2.5%)、ユナイテッドヘルス(2.5%)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(2%)、JPモルガン(2%)、ビザ(1.8%)、プロクター・アンド・ギャンブル(1.8%)、マスターカード(1.5%)、ホーム・デポ(1.5%)。私がこれ見た時、「おお、知ってる名前ばっか!」ってテンション上がりました。
特徴としては、まずテクノロジー系が強い。アップルとかマイクロソフトが入ってるから、成長性はバッチリ。私も「最近の株価上昇ってこの辺のおかげかな」って納得。次に、ヘルスケアや金融もバランスよく入ってる。ユナイテッドヘルスとかJPモルガンって、景気悪い時でも安定感ある企業ですよね。私が投資考える時、「暴落でも耐えられるか」が大事だから、この顔ぶれは安心感あります。
あと、生活必需品系のプロクター・アンド・ギャンブルとかもいいアクセント。毎日の生活に必要なもの作ってる会社だから、配当が途切れにくい。私も「こういう企業なら安心して持てるな」って思いました。ただ、エネルギー系のエクソン・モービルとかは原油価格に左右されるから、そこだけちょっとリスクかな、と。
全体的に見て、成長と安定のバランスが取れてるのがVIGの銘柄の特徴。私が思うに、短期で爆発的なリターンは期待しにくいけど、長期でじわじわ資産増やすにはいいラインナップです。実際のパフォーマンス見てみましょう。
VIGの株価・推移・成長率(パフォーマンス)
VIGの株価ってどう動いてるの?って、私も気になって過去のデータ見まくりました。2025年2月時点で仮に200ドルとして、そこまでの推移と成長率をざっくりまとめますね。VIGは2006年にスタートして、当時の株価は約50ドルくらい。私がこれ知った時、「20年弱で4倍か、悪くないね」って思いました。
過去10年の成長率見てみると、年平均で約11~12%くらい。2020年のコロナショックで一時150ドルくらいまで落ちたけど、2021年とかには180ドル超えまで回復。私がリアルタイムで追ってた時、「この回復力すごいな」って感心しました。2024年だと190ドル台で推移してて、2025年は200ドル前後って想定です。
成長率で言うと、S&P500(VOO)と比べると若干劣る年もあるけど、安定感は上。私が比較したデータだと、2015~2025年の10年で、VIGが年11.5%くらい、VOOが12%くらい。僅差だけど、暴落時の下落幅がVIGの方が小さいから、リスク調整後だと結構いい勝負なんです。私も「リスク抑えたいならVIGいいかも」って感じました。
パフォーマンスの特徴は、やっぱり配当成長企業に絞ってるからこその安定感。2022年みたいな市場が荒れた年でも、VOOが20%くらい下がったのに対して、VIGは15%くらいの下落で済んだ。私が見てた時、「こういう時こそVIGの強み出るんだな」って実感しました。年別リターン見てみますね。
VIGの年別・過去平均リターン
VIGの年別リターンってどうなってるか、私も過去10年分くらい遡ってチェックしました。具体的な数字で振り返ると、こんな感じです(2025年は2月までの想定)。
- 2015年: -1.9%
- 2016年: 11.8%
- 2017年: 22.2%
- 2018年: -2.0%
- 2019年: 29.9%
- 2020年: 15.5%
- 2021年: 23.8%
- 2022年: -9.8%
- 2023年: 14.5%
- 2024年: 19.0%
- 2025年(2月まで): 3.8%(仮)
私がこれ見て思ったのは、「結構バラつきあるな」ってこと。プラス20%超えの年もあれば、マイナスになる年もある。でも、平均すると10年で年11.5%くらい。私が最初に計算した時、「おお、悪くないじゃん」ってテンション上がりました。S&P500と比べると、派手さはないけど安定感ある感じですね。
特に印象的だったのは、2018年と2022年のマイナス。私が見てた時、「こういう年でも-10%以下なら許容範囲かな」って思いました。逆に2019年とか2021年の20%超えは、「おお、成長株っぽい動きもあるんだ」って驚き。コロナ後の2020年も15%超えで、回復力の強さに「やるじゃんVIG」って感じました。
過去平均リターンで言うと、設定来(2006年~2025年)で約10.5~11%くらい。私が長期投資考える時、「年10%超えなら十分」って基準だから、VIGはクリアしてる。配当再投資したらもっと伸びるから、実際は12%くらいになるかも。
VIGの月別の暴落率は?
VIGって暴落に強いって言うけど、実際どうなの?って、私も気になって月別の下落率チェックしました。過去の大きい暴落をピックアップして見てみると、こんな感じ。
- 2008年10月(リーマンショック): -16.5%
- 2020年3月(コロナショック): -12.8%
- 2022年9月(インフレ懸念): -9.2%
私がこれ見た時、「うわ、リーマンすごいな」ってビックリしました。2008年は市場全体が-20%とかザラだったから、VIGの-16.5%はまだマシな方。コロナショックの-12.8%も、S&P500が-19%くらいだったのに比べると軽傷。私がリアルタイムで追ってた2022年も、-9.2%で済んでて、「確かに安定感あるな」って実感しました。
月別で見ると、平均的な下落率は-3~5%くらい。私がデータ見てて、「普段はそんなに下がらないんだ」って安心したんです。ただ、年に1~2回は-10%近い下落があるから、そこは覚悟が必要。暴落時の特徴としては、VIGは配当成長企業が多いから、市場全体より回復が早い傾向。私も「下落しても戻りが早いなら我慢できるかな」って思いました。
リスク許容度高い人には物足りないかもしれないけど、私みたいな「暴落で胃がキリキリするのは嫌」ってタイプには、このマイルドさが嬉しい。
VIGに投資した場合のシミュレーション
VIGに投資したらどうなるか、私も「10年後とかどうなるんだろう」ってワクワクしながらシミュレーションしてみました。仮に株価200ドル、年間配当3.4ドル、年平均リターン11%、配当再投資ありで計算します。
- 初期投資100万円(約33株)
- 1年後: 111万円(配当約1.7万円)
- 5年後: 168万円(配当約2.5万円)
- 10年後: 283万円(配当約4.2万円)
私がこれ見た時、「おお、10年で3倍近くか」ってテンション上がりました。配当も少しずつ増えてくのが嬉しいですね。
- 初期投資1000万円(約333株)
- 1年後: 1110万円(配当約17万円)
- 5年後: 1682万円(配当約25万円)
- 10年後: 2838万円(配当約42万円)
1000万円だと、10年後に2800万円超え。私が計算してて、「これなら老後資金の足しになるな」って実感しました。配当再投資のおかげで、複利効果が効いてくるのがポイント。
シミュレーションやってみて、私が感じたのは「VIGはコツコツ型」ってこと。短期で億万長者にはなれないけど、10年20年でしっかり増やすにはいい選択肢。
VIGに投資する際の注意点
VIGに投資する前に、私も「ここ気をつけないと!」ってポイント洗い出しました。まず、為替リスク。私が円で生活してるから、ドル建てのVIGは為替レートに左右される。1ドル150円が130円になったら、資産価値下がっちゃうんですよね。私も最初「為替って怖いな」って思いました。
次に、配当利回りの低さ。1.6~1.8%だと、すぐ生活費に使うのは厳しい。私がシミュレーションした時、「月3万円でも2000万円かかるのか」って現実見ました。高配当狙いの人には物足りないかも。あと、米国株オンリーだから、米国経済がコケたら直撃。私も「分散考えるなら他も必要かな」って感じました。
あと、成長率が市場平均に負ける可能性。私が見たデータだと、VOOが上回る年もあるから、「もっとガツンと増やしたい」って人には合わないかも。最後に、税金。米国ETFだから源泉徴収で10%取られて、さらに日本で20.315%課税される。私も「二重課税キツいな」って思いました。
私が思うに、VIGはリスク抑えたい人向け。逆にハイリスクハイリターン狙うなら、別の選択肢も考えた方がいい。
VIGとよく比較されるETFは?
VIGって他のETFとどう違うの?って、私も気になってよく比較される3つをピックアップしました。まずはVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)。配当利回りが3~4%で、VIGより高配当。私が最初見た時、「こっちの方がすぐお金になるじゃん」って惹かれました。でも、成長性はVIGの方が上。
次にSCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)。利回り3.5%くらいで、配当成長も考慮してる。私が比較した時、「VIGとSCHDって似てるな」って思ったけど、SCHDの方が高配当寄りで経費率も0.06%と安い。最後はVOO(Vanguard S&P 500 ETF)。利回り1.4%くらいだけど、成長率はVIGより高い年もある。私も「安定か成長か悩むな」って感じました。
私が思うに、VIGは「配当成長+安定」、VYMは「高配当」、SCHDは「高配当+成長」、VOOは「成長重視」って棲み分け。
VIGと合わせてポートフォリオに加えたほうがいいETFは?
VIGだけだと物足りないかも、って私も思ったので、ポートフォリオに追加したいETF考えてみました。まずVYM。高配当で即金性あるから、VIGの成長と組み合わせるとバランスいい。私も「配当すぐ欲しい時用にいいな」って思います。
次にVTI(Vanguard Total Stock Market ETF)。米国市場全体に投資するから、VIGの分散足りない部分補える。私がポートフォリオ組むなら、「VIG6割、VTI4割」とかで安定感出しそう。あと、BND(Vanguard Total Bond ETF)。債券でリスクヘッジしたい時に。私も「暴落怖いから少し入れたいな」って感じました。
私が思う理想は、VIG5割、VYM3割、BND2割。成長と配当と安定のミックスで、長期で安心できそう。
VIGに関してのよくある質問
- QVIGの将来性はあるか?
- A
私が見るに、米国経済が成長する限り将来性はある。配当成長企業って景気悪い時でも強いから、長期なら期待できる。ただ、米国以外が伸びる時代だと少し弱いかも。
- QVIGは長期保有をしてもいいか?
- A
私的には全然OK。過去10年で年11%超えだし、配当も増える。暴落もマイルドだから、20年とか寝かせたい人に向いてる。
- QVIGの買い時はいつか?
- A
私が見てた時、暴落後の回復期が狙い目。2020年3月とかチャンスだった。ただ、長期ならいつ買っても大差ないかも。
- QVIGのメリットとデメリットは?
- A
メリットは、低コスト、安定感、配当成長。デメリットは、利回り低め、米国依存、為替リスク。私も「バランスいいけど完璧じゃないな」って思います。
まとめ
VIGについて、私なりにガッツリ調べて書いてみました。安定感あって配当がじわじわ増えるETFで、長期投資したい私にはピッタリ。ただ、高配当欲しい人や短期狙いには物足りないかも。シミュレーションや過去データ見ても、コツコツ資産増やすのに向いてるのが分かったし、他のETFと組み合わせればもっと強いポートフォリオ作れそう。私も「とりあえず少し買ってみようかな」って気持ちになりました。あなたはどう思いますか?
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BNDXのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
IWD:米国バリュー株ETF|安定した収益や配当を狙う投資家に適し、長期保有向けのETF
IWDのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
VXUS:米国外国株ETF|先進国・新興国を問わず広く分散し、グローバル分散に適したETF
VXUSのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
VB:米国小型株ETF|米国小型株に分散投資するバンガードETF
VBのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出 …
ITOT:米国全市場ETF|米国株式市場全体に投資するETF
ITOTのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
IWM:米国小型株ETF|ラッセル2000指数に連動する米国小型株ETF
IWMのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
RSP:米国均等加重型ETF|S&P500構成銘柄を均等加重で投資するユニークなETF
RSPのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IWF:米国大型成長株ETF|テクノロジーや消費関連を中心に構成され、キャピタルゲインを重視するETF
IWFのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IEFAとは?特徴から配当、投資シミュレーションまで徹底解説!
この記事のポイント IEFAって聞いたことあるけど、いまいちピンとこない…そんな人も多いんじゃないでしょうか。この記事では、iShares Core MSCI EAFE ETF(ティッカー:IEFA)…

資産運用に興味がある恐竜。様々な国や商品に投資。投資歴は長い。基軸はインデックス投資での運用。短期売買の頻度は少なく、長期目線での投資をコツコツと実施。