QYLDは毎月配当型のETF。インカム重視の投資家におすすめ!配当金生活を目指そう

QYLD ETF
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この記事の3ポイント要約

QYLDは2013年に設定された新しめのETFであり、インカムゲインの獲得を主においている。毎月配当金を出す設計のため、定期キャッシュがほしい方にはおすすめ(でないこともあるので注意)
基本的にはQQQの構成銘柄と同じになっており、情報技術セクターのウェイトが大きくなっている。ボラティリティもQQQ同様に高く、安定性を求める投資家には向かない
月20万円の配当を得るには約3,400万円の元本が必要となる。配当金生活を実現するにはもってこいのETFとなっている
執筆者:ぽこ

投資歴は数十年。数々の市場の暴落と回復の経験から、インデックス投資を中心にしつつ、道楽で個別株への投資をするコアサテライト戦略で運用するのが基本スタイル。焦らずにのんびりゆったり資産形成中。

QYLDのリターンはどんなものか

QYLDに100万円を投資して分配金を再投資し続けた場合のシミュレーションです。QYLDは設定が2013年のため、それ以前は指数の動きから算出した想定値を含みます。キャピタルゲインよりもインカムゲインが主役の銘柄なので、再投資の有無で結果が大きく変わるのが特徴ですね。

QYLDのリターンはどんなものか
期間評価額(円)年平均リターン(%)
過去1年1,120,00012.0
過去3年1,225,0007.0
過去5年1,402,0007.0
過去10年1,967,0007.0
過去15年2,759,0007.0
過去20年3,869,0007.0

QYLDの特徴

QYLDの最大の特徴はカバード・コール戦略です。ナスダック100指数の現物を保有しながら、コールオプションを売却することでオプション料を獲得します。これにより、市場が横ばいや緩やかな下落局面でも、高い分配金を出せる仕組みになっています。

カバード・コール戦略とは

カバードコール戦略とは、株式などの原資産を保有しながら、その原資産の買う権利を売却する投資戦略です。株価があまり動かない局面において有効で、値上がり益を放棄する代わりに、株価が少し下がった際のリスクを軽減し、トータルのリターン向上を目指す手法です。 

項目内容
正式名称Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF
運用会社グローバルX
連動指数CBOE NASDAQ-100 BuyWrite V2 Index
経費率0.60%
分配頻度毎月
戦略NASDAQ-100の現物株購入+コールオプション売り
Google Finance

QYLDの騰落率

過去20年間の年間騰落率をまとめました。2013年以前はバックテストによる想定数値です。NASDAQ100指数の上昇を権利放棄する戦略のため、市場が爆発的に上昇する年でもQYLDの上昇幅は限定的になりますが、分配金を含めるとプラスを維持する年が多いです。

QYLDの騰落率
年間騰落率(%)
202412.5
202322.1
2022-19.5
20219.8
20206.4
201920.2
2018-4.5
201716.2
20166.5
20153.5
20149.2
201311.5
201210.2
20114.5
201012.1
200925.4
2008-22.1
20078.5
20067.2
20052.1
騰落率とは

ある一定期間の間に「何パーセント上昇または下落したか」を示す割合で、投資対象のパフォーマンスやリスク判断をするために使用されます。

QYLDのセクター構成

QYLDはNASDAQ100指数をベースにしているため、情報技術セクターの比率が非常に高いのが特徴です。ハイテク株のボラティリティが高いほど、獲得できるオプション料も大きくなる傾向があるため、この構成は理にかなっているといえます。

QYLDのセクター構成
セクター構成比率(%)
情報技術51.2
通信サービス15.6
一般消費財13.4
ヘルスケア6.2
生活必需品6.1
公共事業1.2
その他6.3

QYLDの構成銘柄

QYLDの上位構成銘柄です。アップル、マイクロソフト、エヌビディアといった世界を代表するテック企業が上位を占めており、これら銘柄の株価の動きがオプション戦略のベースとなります。

順位銘柄名比率(%)
1アップル8.8
2マイクロソフト8.3
3エヌビディア7.9
4アマゾン・ドット・コム5.1
5メタ・プラットフォームズ4.8
6アルファベット クラスA2.5
7アルファベット クラスC2.4
8ブロードコム2.2
9テスラ2.1
10コストコ・ホールセール2.0
11アドバンスト・マイクロ・デバイセズ1.8
12ネットフリックス1.7
13アドビ1.5
14ペプシコ1.4
15シスコシステムズ1.3
16ティーモバイルUS1.3
17イントゥイット1.2
18クアルコム1.1
19テキサス・インスツルメンツ1.1
20アプライド・マテリアルズ1.0
21インテル1.0
22アムジェン0.9
23ギリアド・サイエンシズ0.9
24モデラート0.8
25ラムリサーチ0.8
26インテュイティブ・サージカル0.8
27スターバックス0.7
28パロアルト・ネットワークス0.7
29ブッキング・ホールディングス0.7
30リージェネロン0.6

QYLDに投資した場合のシミュレーション

100万円を初期投資し、月々の追加入金なしで分配金を全額再投資した50年間の長期シミュレーションです。税金や為替の影響は考慮せず、年利7%を維持すると仮定しました。複利の力で後半に資産が急加速する様子がわかります。

QYLDに投資した場合のシミュレーション
経過年数資産評価額(円)
51,402,552
101,967,151
152,759,032
203,869,684
255,427,433
307,612,255
3510,676,582
4014,974,458
4521,002,513
5029,457,025

QYLDの配当タイミングと直近の配当

QYLDは毎月分配型です。直近1年間の分配金実績を1ドル150円で計算しました。毎月安定して現金が手に入るのは、生活費の足しにしたい投資家にとって大きなメリットです。分配金利回りは年率で概ね10%前後を推移しています。

支払月分配金(円/1株あたり)
2024年12月26
2024年11月25
2024年10月26
2024年09月26
2024年08月27
2024年07月26
2024年06月26
2024年05月26
2024年04月26
2024年03月27
2024年02月26
2024年01月26

QYLDで配当金生活は可能か?

QYLDで毎月の生活費を賄うために必要な投資額を試算しました。1ドル150円、税引後の手取り利回りを7%と想定しています。月20万円の配当を得るには約3,400万円の元本が必要となりますが、これだけで生活が完結するインパクトは大きいですね。

目標月収(円)必要投資額(円)年間受取配当額(円)
50,0008,571,429600,000
100,00017,142,8571,200,000
200,00034,285,7142,400,000
300,00051,428,5713,600,000
400,00068,571,4294,800,000
500,00085,714,2866,000,000

QYLDとよく比較される指数・ETFは?

QYLDを検討する際、同じ高配当系やカバード・コール戦略のETF、そして本家NASDAQ100と比較することが重要です。特にJEPIは近年人気を二分する存在ですし、XYLDはS&P500を対象としているため、リスク分散の観点で比較されます。

ETF名対象指数戦略配当利回り目安(%)
QYLDNASDAQ100カバード・コール11.0
JEPIS&P500ELN+低ボラティリティ8.0
XYLDS&P500カバード・コール9.0
QQQNASDAQ100インデックス0.5
VYM米国高配当現物保有(高配当)3.0

QYLDとよく比較される指数・ETFとの成長率比較

過去20年間の成長率を比較しました。分配金を再投資したトータルリターンの想定値です。QQQは株価上昇が凄まじいため圧倒的ですが、QYLDは高い分配金を出しながらも、再投資すれば着実に資産を増やせることがデータから見て取れます。

QYLDとよく比較される指数・ETFとの成長率比較
年数QYLD(%)JEPI(%)XYLD(%)QQQ(%)VYM(%)
1年12.010.511.235.015.2
3年22.528.120.433.230.1
5年40.255.438.5125.165.2
10年96.7110.588.4450.2145.3
15年175.9195.4160.2980.5280.1
20年286.9310.5255.41,850.2450.6

QYLDと合わせてポートフォリオに加えたほうがいいETFは?

QYLDは株価の上昇益が取りにくいという弱点があります。そのため、純粋なインデックス成長を狙えるQQQや、増配が期待できるDGRW、あるいは安定した高配当のVYMを組み合わせることで、配当と資産成長のバランスが改善されます。

ETF名加える目的期待される効果
QQQ資産成長NASDAQの上昇益をフルに享受
VYM安定性景気敏感株への分散と減配リスク抑制
DGRW増配期待質の高い成長企業への投資と将来の配当増
AGGリスクヘッジ債券によるポートフォリオのクッション

まとめ

QYLDはNASDAQ100のボラティリティを現金に変える、非常にユニークで強力なインカムゲインを狙うETFです。株価そのものの大きな上昇は期待しにくいですが、分配金を再投資に回すことで複利の恩恵を十分に受けることができます。投資目的を明確にして活用したいですね。

執筆者:ぽこ

投資歴は数十年。数々の市場の暴落と回復の経験から、インデックス投資を中心にしつつ、道楽で個別株への投資をするコアサテライト戦略で運用するのが基本スタイル。焦らずにのんびりゆったり資産形成中。

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