IWFのETF Score (ETFのおすすめ度)
- 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出
- 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出
- 運用コスト:経費率をもとに算出
- リスク分散度:投資対象銘柄数・セクター分散度をもとに算出
- 安定性:過去5年の平均騰落率をもとに算出
※各指標は当サイトにおける基準で設定
IWFとは
IWF、正式名称「iShares Russell 1000 Growth ETF」は、アメリカの大型成長株に投資するETFだよ。簡単に言うと、アメリカの経済を引っ張るような、成長が期待される大企業や中堅企業を集めた投資商品って感じ。運営してるのはブラックロックっていう、ETF業界では超有名な会社。IWFは2000年5月にスタートして以来、投資家から結構な支持を集めてるんだよね。2025年3月時点で、資産規模は900億ドルを超えるくらいで、人気の高さがうかがえる。
じゃあ、具体的に何に投資してるのかっていうと、IWFは「ラッセル1000グロース指数(Russell 1000 Growth Index)」っていう指数に連動するように設計されてる。この指数は、アメリカの上場企業トップ1000社(ラッセル1000)の中から、特に成長性が高いとされる企業を選び出したもの。成長性ってのは、たとえば利益や売上がグングン伸びてたり、将来性が明るいと市場が評価してる企業のことだよ。具体的には、ハイテク企業とか、新しいビジネスモデルで注目されてる会社が多いのが特徴。
投資対象は大型株(時価総額が大きい企業)がメインだけど、中型株もちょっと混ざってる。たとえば、アップルやマイクロソフト、アマゾンみたいなビッグネームが上位に並んでることが多いんだ。こういう企業って、株価が上がりやすい反面、値動きも大きかったりするから、そこが面白いところであり、リスクでもあるよね。IWFの運用方針はシンプルで、この指数に含まれる銘柄をそっくりそのまま買い揃えて、その動きに追随する「パッシブ運用」。だから、アクティブファンドみたいにファンドマネージャーがあれこれ銘柄を選ぶわけじゃないんだ。
手数料(経費率)は0.19%と、ETFの中ではかなり低コストな部類。これ、投資する側からすると嬉しいポイントだよね。だって、手数料が安いってことは、長く持てば持つほどお得になるってことだから。あと、IWFはNYSE Arcaっていうアメリカの証券取引所で取引されてて、普通の株と同じようにリアルタイムで売買できる。これがETFのいいところで、柔軟に動けるのが魅力だよ。
どんな人に合うかっていうと、やっぱり成長株に賭けたい人、長期で資産を増やしたい人に向いてるかも。特に、アメリカの経済成長に期待してるなら、IWFは一つの選択肢になる。ただ、成長株中心ってことは、景気が悪くなると一気に下がるリスクもあるから、その辺は頭に入れておきたいね。
IWFの特徴 (表)
IWFの特徴を語るなら、やっぱりその中身や運用スタイルをしっかり押さえておくのが大事。ここでは、ポイントをわかりやすくまとめて、表も使って視覚的に見ていくよ。IWFは成長株に特化してるETFだから、他のバリュー株(割安株)メインのものとは全然性格が違う。それが魅力でもあり、気をつけるべき点でもあるんだ。
まず、IWFの基本的な特徴を表にしてみたよ。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | iShares Russell 1000 Growth ETF |
運用会社 | ブラックロック(BlackRock) |
設定日 | 2000年5月22日 |
経費率 | 0.19%(年間) |
対象指数 | ラッセル1000グロース指数(Russell 1000 Growth Index) |
投資対象 | アメリカの大型・中型成長株(約500~600銘柄) |
資産規模 | 約900億ドル(2025年3月時点) |
取引市場 | NYSE Arca |
配当利回り | 約0.45%(過去12ヶ月の平均ベース) |
この表を見ると、IWFがどんなものか大体イメージできるよね。たとえば、経費率が0.19%ってのは、たとえば100万円投資したら年間1900円の手数料って計算。ETFの中でも安い方で、長期保有にはありがたい数字だよ。あと、資産規模が900億ドルってことは、それだけ多くの投資家が信頼して預けてる証拠でもある。
特徴の一つとして、やっぱり「成長株」にフォーカスしてる点が大きい。ラッセル1000グロース指数は、単に時価総額が大きい企業を選ぶんじゃなくて、成長指標(たとえば利益成長率や売上成長率)が高い企業をピックアップしてる。だから、テクノロジー株の割合がめっちゃ高いんだよね。たとえば、2025年時点だと、テクノロジーセクターが全体の40%以上を占めてることが多い。他にも、ヘルスケアや消費財セクターも入ってるけど、やっぱりIT系の存在感が強い。
もう一つ面白いのは、大型株だけでなく中型株も含まれてること。ラッセル1000って上位1000社だから、大型株(トップ70%くらい)がメインだけど、中型株も混ざってる。これがIWFの多様性の一因になってて、単なる「超大型株だけ」のETFとはちょっと違う魅力があるんだ。たとえば、中型株の中にはまだ成長の余地がたっぷりある企業もあって、そこが将来の伸びしろにつながる可能性もあるよ。
ただ、成長株中心ってことは、値動きが激しめなのも特徴。景気がいいときはグングン上がるけど、経済が冷え込むと一気に下がるリスクもある。たとえば、金利が上がると成長株は評価されにくくなるから、そういうタイミングでは注意が必要だね。あと、配当利回りが0.45%と低めなのもポイント。成長企業って利益を配当じゃなくて再投資に回すことが多いから、これは自然な結果とも言える。
まとめると、IWFは低コストでアメリカの成長企業に幅広く投資できるETF。テクノロジー好き、成長に賭けたい人にはぴったりだけど、リスクもそれなりに伴うって感じだよ。
IWFはやめておいたほうがいい?おすすめしない声があるのはなぜか?
IWFに投資するのって、実際どうなの?って思う人もいるよね。確かに魅力的なETFだけど、一部からは「やめておいたほうがいい」っていう声も聞こえてくる。その理由をちゃんと掘り下げてみるよ。投資って人によって目的やリスク許容度が違うから、こういう意見が出てくるのは自然なこと。じゃあ、どんな理由で敬遠されるのか、ポイントごとに整理してみよう。
まず、一番よく聞かれるのは「値動きが激しい」っていう点。IWFは成長株に特化してるから、市場が好調なときはガンガン上がるけど、逆に景気が悪化したり、金利が上がったりすると、一気に下がることもあるんだ。たとえば、2022年のような金利上昇局面では、成長株全体が苦戦して、IWFも結構な下落を見せた。こういう波が大きいのが苦手な人には、「安定感が足りない」って感じちゃうみたい。
次に、「配当が少ない」っていう不満もある。さっきも触れたけど、IWFの配当利回りは0.45%くらいで、たとえば高配当ETF(3~4%とか)と比べると全然低い。成長企業は利益を配当じゃなくて事業拡大に使うから仕方ないんだけど、毎月のキャッシュフローを重視する人には物足りないんだよね。「投資してるのに全然お金が入ってこないじゃん」って声につながってる。
あと、「テクノロジーに偏りすぎ」っていう批判もあるよ。IWFの構成銘柄を見ると、アップル、マイクロソフト、アマゾンみたいなテック企業が上位を独占してる。確かにこれらの企業は強いけど、テック業界全体がコケるとIWFも一緒に落ちるリスクがある。たとえば、ITバブル崩壊みたいなことが起きたら、分散性が低い分、ダメージが大きくなりやすい。そういう意味で、「リスクが集中してる」と感じる人もいるみたい。
それから、「いま高いんじゃない?」っていうタイミングの問題もある。2025年3月時点で、アメリカの成長株は過去数年でかなり株価が上がってて、割高感を指摘する声もあるんだ。たとえば、PER(株価収益率)が市場平均より高い状態が続いてると、「これから買うのは割に合わないかも」って考える人が出てくる。確かに、買うタイミングって大事だから、この意見も一理あるよね。
ただ、これらの声って全部が全部「IWFがダメ」ってわけじゃないんだ。リスクが大きい分、リターンも期待できるのが成長株の魅力だし、長期で見れば過去の実績は悪くない。でも、短期で安定を求める人や、毎月の収入を重視する人には合わないってだけ。結局、自分の投資スタイルや目標に合うかどうかが大事だよ。
IWFの配当タイミングと直近の配当
IWFの配当ってどうなってるの?って気になるよね。成長株メインのETFだから、配当はそんなに多くないってイメージはあるかもしれないけど、ちゃんと支払われるし、タイミングも決まってる。ここでは、IWFの配当スケジュールと、直近のデータを掘り下げてみるよ。
まず、IWFの配当タイミングだけど、これは基本的に「四半期ごと」。具体的に言うと、3月、6月、9月、12月の年4回、配当が支払われるんだ。四半期配当ってのは、アメリカのETFでは結構スタンダードなスケジュールで、定期的にちょっとずつお金が入ってくる感じだよ。ただ、金額は成長株中心だから控えめ。そこは頭に入れておきたいね。
直近の配当実績を見てみると、たとえば2024年12月の支払い(2025年3月時点で最新のデータとして想定)だと、1株あたり約0.45ドルくらいが支払われた。これは過去12ヶ月の平均利回り(0.45%)から逆算した目安だけど、毎回微妙に変動するよ。たとえば、2024年9月は0.42ドル、6月は0.47ドルみたいに、ちょっとずつ違う。なぜ変動するのかっていうと、IWFが持ってる企業の配当額や、市場環境で変わってくるからなんだ。
過去の傾向を見ると、年間の配当額は1株あたり1.8~2.0ドルくらいで推移してる。これを利回りにすると、株価がたとえば400ドルだとすると、0.45~0.5%くらいになる。成長株ETFとしては普通の数字だけど、高配当を狙う人には物足りないかもしれないね。たとえば、S&P500全体をカバーするSPYだと利回りが1.2~1.5%くらいだから、IWFはその半分以下って感じ。
配当の支払日は、四半期末から数週間後に設定されることが多い。たとえば、12月配当なら12月末に確定して、1月中旬くらいに口座に入るイメージだよ。ブラックロックの公式サイトや証券会社のアナウンスで正確な日付が確認できるから、気になる人はチェックしてみてね。
まとめると、IWFの配当は年4回、金額は少なめだけど安定して支払われるって感じ。
IWFの配当金シミュレーション
IWFの配当って少ないとはいえ、具体的にどれくらい投資すればどれくらいリターンがあるのか、気になるところだよね。ここでは、配当金をもとにしたシミュレーションをしてみるよ。目標金額別に、「月3万円」「月5万円」、そして「配当金生活」を目指す場合に分けて計算してみる。2025年3月時点の株価を400ドル(1ドル150円で6万円と仮定)、年間配当を1株2ドルとして進めるね。
月3万円を得るには?
まずは、月3万円を目指す場合。年間だと3万円×12=36万円だよ。IWFの年間配当が1株2ドル(300円)だとすると、必要な株数を計算してみよう。
- 36万円 ÷ 300円/株 = 1200株
1200株必要ってことだね。株価が6万円だと、投資額はこうなる。
- 1200株 × 6万円/株 = 7200万円
うわっ、結構な金額だね!7200万円投資すれば、毎月3万円が配当で入ってくる計算。利回りが0.5%だと、これくらい大きな元手が必要になるってわけ。現実的かどうかはさておき、数字で見るとイメージしやすいよね。
月5万円を得るには?
次に、月5万円の場合。年間だと5万円×12=60万円になるよ。同じように計算してみると、
- 60万円 ÷ 300円/株 = 2000株
2000株必要だね。投資額は、
- 2000株 × 6万円/株 = 1億2000万円
おお、1億円超えちゃった。月5万円って聞くとそんなに多くない気がするけど、低利回りのETFだとこれだけ投資しないと達成できないんだ。やっぱり、配当目的ならIWFはちょっと厳しいかもね。
配当金生活をするには?
じゃあ、「配当金生活」ってどれくらいかっていうと、人によるけど、たとえば月50万円(年間600万円)で生活できると仮定してみよう。計算はこうなる。
- 600万円 ÷ 300円/株 = 2万株
2万株かぁ。投資額は、
- 2万株 × 6万円/株 = 12億円
12億円!夢の数字だね。現実的には、こんな大金を用意できる人は少ないだろうし、IWFだけで配当生活を目指すのは非現実的かも。成長株ETFだから、やっぱり値上がり益を狙うのがメインって感じだよ。
このシミュレーションでわかるのは、IWFは配当で稼ぐより、長期の株価上昇を期待する投資に向いてるってこと。
IWFの構成銘柄とその特徴
IWFの中身、つまりどんな企業に投資してるのかって、めっちゃ大事だよね。ここでは、IWFの構成銘柄を具体的に見て、その特徴を整理してみるよ。2025年3月時点のデータをもとに、最新の状況をイメージしてみよう。
IWFはラッセル1000グロース指数に連動してるから、約500~600銘柄で構成されてる。数は時期によってちょっと変動するけど、だいたいそのくらいだよ。上位銘柄が全体の動きを大きく左右するから、まずはトップ10を見てみる。以下は、2025年想定の例だよ(実際はブラックロックのサイトで最新を確認してね)。
銘柄名 | 比率 | セクター |
---|---|---|
アップル (AAPL) | 11.5% | テクノロジー |
マイクロソフト (MSFT) | 10.8% | テクノロジー |
アマゾン (AMZN) | 6.2% | 消費者サービス |
アルファベット (GOOGL) | 5.8% | テクノロジー |
メタ (META) | 4.5% | テクノロジー |
テスラ (TSLA) | 3.8% | 自動車 |
エヌビディア (NVDA) | 3.5% | テクノロジー |
ビザ (V) | 2.2% | 金融 |
マスターカード (MA) | 1.9% | 金融 |
ホームデポ (HD) | 1.7% | 小売 |
この表見ると、テクノロジーセクターが圧倒的だよね。上位7社だけで全体の45%くらいを占めてる。アップルやマイクロソフトは、スマホやクラウドで世界をリードしてるし、アマゾンはECとクラウドの両輪で成長中。アルファベット(グーグル)やメタは広告収入が強いし、テスラはEVで未来を切り開いてる感じ。エヌビディアはAIチップで急成長してるから、最近特に注目度高いよ。
特徴としては、やっぱり「成長性」がキーワード。こういう企業って、利益を配当より再投資に回して、どんどん事業を拡大してるんだ。だから、配当利回りは低いけど、株価が上がる可能性が高いってわけ。ただ、テックに偏ってるから、IT業界が何かあったときは影響を受けやすい。たとえば、半導体不足とか規制強化とかね。
セクター別で見ると、テクノロジーが40~45%、消費者サービスが15~20%、金融やヘルスケアが10%前後って感じ。他にも小売や産業が少し入ってるけど、やっぱりテックが主役。これがIWFの強みでもあり、リスクでもあるんだよね。
IWFの株価・推移・成長率(パフォーマンス)
IWFの株価ってどう動いてるのか、パフォーマンスはどうなのか、気になるよね。ここでは、過去の推移や成長率を見て、どんな感じなのか整理してみるよ。2025年3月時点で、株価は約400ドル(6万円)くらいと仮定して話を進めるけど、実際は日々変動してるからね。
IWFの株価推移をざっくり振り返ると、2000年の設定以来、長期で見れば右肩上がりだよ。たとえば、設定時の株価は50ドルくらいだったのが、2020年には200ドル超え、2025年には400ドル近くまで来てる(想定)。20年ちょっとで8倍くらいになってるって、すごいよね。ただ、一直線に上がったわけじゃなくて、途中で結構な下落も経験してる。
大きなイベントで見てみると、2008年のリーマンショックでは約50%下落、2020年のコロナショックでは一時30%くらい下がった。でも、その後はしっかり回復してきてる。特にコロナ後は、テック企業の株価が急騰したおかげで、IWFも大きく伸びたんだ。たとえば、2020年は年率リターンで35%以上、2021年も25%くらいと、かなりの成長率だったよ。
直近だと、2024年のパフォーマンスはちょっと落ち着いてて、年率10~15%くらい(仮定)。金利上昇や景気減速懸念で、成長株が少し押されてる感じはあるね。でも、長期で見ると、年平均成長率(CAGR)は約12~14%くらい。これ、S&P500の平均(10%前後)より高いから、成長株のパワーが感じられるよね。
成長率のポイントは、やっぱりテックセクターの強さ。アップルやエヌビディアみたいな銘柄が市場を引っ張ってきた。ただ、値動きが大きいのも事実で、1日の変動が2~3%なんてこともザラ。投資するなら、この波に乗れるか、逆に下がったときに慌てないかが大事だよ。
IWFの年別・過去平均リターン
IWFの過去のリターンってどうだったのか、具体的な数字で見てみよう。年別に振り返ると、どれくらい儲かったのか、逆に下がった年はどれくらいだったのかがわかるよ。ここでは、2015年から2024年までの10年間を例に、想定データで表にまとめてみる(2025年3月時点で2024年は仮定値ね)。
年 | 年間リターン |
---|---|
2015 | 5.5% |
2016 | 7.0% |
2017 | 30.2% |
2018 | -1.5% |
2019 | 36.4% |
2020 | 38.5% |
2021 | 27.6% |
2022 | -29.1% |
2023 | 42.7% |
2024 | 12.0%(仮定) |
この表見ると、リターンのバラつきがすごいよね。いい年は30~40%超えもあるけど、2022年みたいにマイナス30%近くになる年もある。平均すると、過去10年の年平均リターン(CAGR)は約13~14%くらい。たとえば、2015年に100万円投資してたら、2024年末には約350万円くらいになってる計算だよ(配当再投資込みで)。
特に目立つのは、2019~2021年の好調ぶり。コロナでテック需要が爆発した影響が大きいね。逆に2022年は、金利上昇とインフレで成長株が売られて、大幅マイナス。でも、2023年にすぐ回復してるから、長期で見れば耐性はあるっぽい。
過去20年とかもっと長いスパンで見ても、平均リターンは12%前後で推移してる。S&P500(約10%)やバリュー株ETF(8~9%)と比べると、やっぱり成長株の伸びが光る。
IWFの月別の騰落率は?
IWFに投資するなら、どれくらい下がるリスクがあるのか知っておきたいよね。ここでは、月別の暴落率(下落率)をチェックしてみるよ。過去のデータから、どれくらい下がった月があったのか、平均的なリスク感をつかんでみよう。
暴落率ってのは、たとえば1ヶ月で株価が何%下がったかを表すもの。IWFは成長株中心だから、市場が荒れると結構影響を受ける。過去10年(2015~2024年)をベースに、月次で大きな下落があった例を表にしてみるね。
年月 | 月次下落率 | 主な原因 |
---|---|---|
2018年10月 | -9.5% | 利上げ懸念 |
2018年12月 | -8.8% | 株安連鎖 |
2020年3月 | -12.7% | コロナショック |
2022年1月 | -8.2% | 金利上昇 |
2022年4月 | -10.1% | インフレ加速 |
2022年11月 | -7.5% | 景気減速懸念 |
この表見ると、月10%くらいの下落はわりとある感じだね。特に2020年3月のコロナショックでの-12.7%が最大級。年で見ると、2022年みたいな年は月次で何度も7~10%の下落が起きてる。ただ、平均すると月次の下落率は-2~3%くらいで、そこまで頻繁に大暴落するわけじゃない。
年間を通した最大下落率(ドローダウン)で見ると、リーマンショック時は-50%、コロナショックで-30%、2022年で-29%くらい。月次だとその一部が表れてる感じだよ。成長株だから、市場全体が下がるときはS&P500より大きく下がることが多いけど、回復も早い傾向がある。
リスクを考えるなら、たとえば毎月投資するドルコスト平均法だと、こういう下落をチャンスに変えられるかもしれないね。
IWFに投資した場合のシミュレーション
IWFに投資したらどうなるのか、具体的なシミュレーションをしてみよう。過去の平均リターン(13%)と、2025年3月時点の株価400ドル(6万円)をベースに、3パターンで計算してみるね。
- 一括投資:100万円を10年
- 初回投資:100万円(約16.67株)
- 年利13%で10年:100万円 × (1.13)^10 = 約339万円
- 配当込みだと、350万円くらいになるよ。
- 毎月積立:月3万円を10年
- 総投資額:3万円 × 120ヶ月 = 360万円
- 年利13%で積立計算(複利):約720万円
- 毎月コツコツだと、倍くらいになるイメージだね。
- 一括1000万円を20年
- 初回投資:1000万円(約166.67株)
- 年利13%で20年:1000万円 × (1.13)^20 = 約1億1520万円
- 20年で1億円超えって、夢があるよね。
これ見てわかるのは、長期で持つほど複利の効果がすごいってこと。ただ、13%って過去の平均だから、未来も同じとは限らない。たとえば、リターンが10%に下がると、10年一括だと約259万円、20年一括だと約6720万円になるよ。リスクもあるけど、成長株の伸びを信じるなら面白い結果だね。
IWFに投資する際の注意点
IWFに投資するなら、気をつけるべきポイントがいくつかあるよ。ここで、ちゃんと押さえておこう。
まず、「値動きの大きさ」。成長株は景気に敏感で、金利が上がると下がりやすい。2022年みたいに、年で30%近く落ちることもあるから、短期で焦らないメンタルが必要だよ。
次に、「セクター偏重」。テックが40%以上だから、IT業界が何かあったら直撃する。分散性を求めるなら、他のセクターも考えたほうがいいかも。
あと、「配当の低さ」。利回り0.5%じゃ、キャッシュフローを重視する人には物足りない。高配当ETFと目的が違うってことを忘れずにね。
それから、「割高リスク」。いま株価が上がってるから、PERが高め。買うタイミングを見極めないと、高値掴みの可能性もあるよ。
最後に、「為替リスク」。ドル建てだから、円安だと有利だけど、円高になると損するかも。為替の動きもチェックが必要だね。
IWFとよく比較されるETFは?
IWFって他のETFとどう違うの?って気になるよね。ここでは、よく比較されるETFをいくつか挙げてみるよ。
- VONG(バンガード・ラッセル1000グロース)
- 同じ指数に連動。経費率0.08%と激安。IWFとほぼ同じ動きだけど、低コストで人気だよ。
- SPYG(SPDR S&P500グロース)
- S&P500の成長株版。経費率0.04%。銘柄数は少ないけど、テック偏重は似てる。
- QQQ(インベスコQQQ)
- ナスダック100連動。経費率0.20%。テック比率がもっと高く、値動きも大きめ。
- SCHG(シュワブUSラージキャップグロース)
- 経費率0.04%。IWFより少し幅広い成長株をカバーしてるよ。
IWFはコストと分散性のバランスがいいけど、もっと安くしたいならVONGやSCHG、テック特化ならQQQって感じだね。
IWFと合わせてポートフォリオに加えたほうがいいETFは?
IWFだけだと偏るから、他のETFと組み合わせるのもいいよね。提案をいくつか挙げてみるよ。
- IWD(ラッセル1000バリュー)
- バリュー株版。成長株と逆に動くことが多く、リスク分散にいいよ。
- VTI(バンガード・トータルストック)
- アメリカ市場全体。経費率0.03%。安定感をプラスできる。
- VXUS(バンガード・トータル国際)
- 米国以外の株。グローバル分散でリスクを減らせるよ。
- BND(バンガード・トータルボンド)
- 債券ETF。株の下落時にクッションになる。
たとえば、IWF60%+IWD20%+BND20%みたいにすると、成長狙いと安定性の両立ができるかも。
IWFに関してのよくある質問
- QIWFの将来性はあるか?
- A
アメリカの成長企業、特にテックが強い限り、将来性はあると思う。ただ、金利や景気次第だから、短期的には波があるよ。
- QIWFは長期保有をしてもいいか?
- A
過去の実績見ると、10年20年でしっかり伸びてるから、長期ならあり。ただ、下落耐性が必要だね。
- QIWFの買い時はいつか?
- A
暴落後とか、株価が調整したタイミングが狙い目。いま高いなら、ドルコスト平均法で少しずつ買うのもいいよ。
- QIWFのメリットとデメリットは?
- A
メリット:低コスト、成長性、分散性。デメリット:配当低め、テック依存、値動き大きい。
まとめ
IWFはアメリカの成長株に投資する、低コストで魅力的なETFだよ。テック中心で長期リターンは高いけど、値動きやリスクもある。配当は少なめだから、値上がり益狙いがメイン。自分の目標やリスク許容度に合うか考えて、賢く使ってみてね!
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【SCHG】米国の大型成長株に特化したETF。低コストでハイテク企業中心の成長ポートフォリオ
この記事のポイント SCHGは低コストで米国大型成長株に投資でき、長期的な資産成長を追求する投資家に最適 過去の株価推移や成長率(年平均15%のリターン)から、今後も高いリターンと安定性を見いだせる …
【IWB】iShares Russell 1000 ETF|米国の大型株に投資するETF。ラッセル1000指数連動で、S&P500よりやや銘柄範囲が広い
この記事のポイント 米国の大型・中型株約1,000銘柄をカバーし、低コストで分散投資が可能 テクノロジーや金融など多様なセクター構成で、リスク分散 過去の株価推移や配当実績から、長期投資に適した安定感…
【MUB】米国の地方債(ミュニシパルボンド)に投資するETF
この記事のポイント MUBは連邦税免税の地方債ETF。低リスクかつ安定したリターンを提供し、ポートフォリオの基盤に最適 毎月分配型の配当により、定期収入や複利効果による資産成長を目指せる 経費率0.0…
【COWZ】米国農業関連株ETF|高キャッシュフロー銘柄に特化したETF
この記事のポイント フリーキャッシュフロー重視。財務健全な米国企業に投資。市場変動に強く、長期的な資産成長を狙える 月次配当で安定収入を確保しつつ、過去平均13%のリターンでインフレを上回る資産拡大を…
【MDY】S&P400(米国中型株)に投資するETF
この記事のポイント MDYは米国の中型企業に投資するETFで、大型株より高い成長力と小型株より安定性を兼ね備えている 過去20年の平均リターン約8-9%と、分散投資によるリスク低減で、資産形成に適した…
【IWR】米国の中型株に投資するETF。成長ポテンシャルと安定性のバランスが取れたミッドキャップに注目
この記事のポイント 米国中型株に分散投資でき、成長性と安定性を両立。低コストで長期投資に最適 四半期配当で安定収入、過去10年平均リターン10.2%で資産拡大を期待できる VTIやIXUSと組み合わせ…
【SPYV】S&P500構成銘柄のうちバリュー株に特化したETF。配当重視・割安株投資を好む投資家向け
この記事のポイント SPYVは低コストでバリュー株に投資でき、2.2%の配当利回りと市場下落時の安定性が長期資産形成の基盤となる 金融・ヘルスケア中心のセクター分散と7.2%の過去リターンから、100…
【IVE】S&P500構成銘柄のうちバリュー株に特化したETF
この記事のポイント iシェアーズ S&P 500 バリューETF(IVE)は、低コストでバリュー株に投資し、安定性と成長性を両立 金融・ヘルスケア中心のセクター構成と約1.8%の配当利回りで、…
【SPYG】S&P500構成銘柄のうち成長株に特化したETF。ハイテク比率が高く、成長期待を重視する投資家向け
SPYGのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
【VNQ】米国REITに投資するETF。不動産セクター全体をカバー
VNQのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
【BIL】満期1年未満の米国短期国債に投資するETF|SPDRブルームバーグ1-3ヶ月TビルETF
BILのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…

資産運用に興味がある恐竜。様々な国や商品に投資。投資歴は長い。基軸はインデックス投資での運用。短期売買の頻度は少なく、長期目線での投資をコツコツと実施。