IWMのETF Score (ETFのおすすめ度)
- 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出
- 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出
- 運用コスト:経費率をもとに算出
- リスク分散度:投資対象銘柄数・セクター分散度をもとに算出
- 安定性:過去5年の平均騰落率をもとに算出
※各指標は当サイトにおける基準で設定
IWMとは
さて、投資に興味がある人なら「IWM」という言葉を耳にしたことがあるかもしれないね。これは、正式名称「iShares Russell 2000 ETF」といって、アメリカの小型株に投資するためのETF(上場投資信託)なんだ。簡単に言うと、1つの商品を買うだけで、アメリカの小さな企業約2000社の株にまとめて投資できる仕組みだよ。これ、めっちゃ便利じゃない?
IWMは、ブラックロックという巨大な資産運用会社が提供しているETFで、具体的には「ラッセル2000指数」という指数に連動するように設計されている。この指数は、アメリカの株式市場全体を表す「ラッセル3000指数」のうち、時価総額が小さい2000社をピックアップしたもの。小型株って聞くとピンとこないかもしれないけど、要はまだ成長途中で、これから大きくなる可能性を秘めた企業たちの集まりなんだ。
なんで小型株に注目するのかって?実は、大型株に比べて値動きが大きかったり、成長率が高かったりするから、投資のリターンを狙う人には魅力的な選択肢になるんだよ。ただ、その分リスクもあるから、そこは後で詳しく触れるとして、まずは基本を押さえておこう。
このIWM、投資の世界では結構メジャーで、特にアメリカ経済の「中小企業の健康状態」を測るバロメーターとしても使われることが多い。だって、大企業と違って小型株って景気の影響を受けやすいからね。景気が良くなれば一気に跳ね上がるし、逆に悪くなるとガクッと下がることもある。そんなダイナミックな動きが好きな人にはたまらないよね。
しかも、ETFだから個別の株を買うよりも手間が少ない。自分で2000社を調べて1つずつ買うなんて現実的じゃないけど、IWMなら1回の取引でその全部に分散投資できるんだ。手数料も比較的安いし、流動性も高いから売買しやすい。これって、特に初心者にとっては嬉しいポイントだよね。
実際、IWMは2000年に運用がスタートして以来、投資家から支持されてきた歴史がある。今じゃ資産総額も数百億ドル規模に成長してるから、信頼性もバッチリだよ。ちなみに、ティッカーシンボルが「IWM」で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場してるから、証券会社のアプリやサイトで簡単にチェックできる。
じゃあ、誰がIWMに投資するの?って話だけど、例えば「アメリカ経済全体に賭けたいけど、大型株だけじゃ物足りない」とか、「成長性の高い小型株でちょっと冒険したい」なんて人に向いてる。あとは、ポートフォリオにバラエティを加えたい投資家にも人気だね。大型株中心のS&P500(SPYとかね)に比べて、また違った視点で市場を見られるのがいいところ。
もちろん、ただ「面白そう!」だけで飛びつくのは危険。どんな投資商品にもメリットとデメリットがあるから、IWMの特徴やリスクをしっかり理解しておくことが大事だよ。ここから先は、もっと具体的な話に移っていくけど、まずは「IWM=アメリカ小型株のETF」ってイメージを頭に置いておいてね。
IWMの特徴
IWMの基本がわかったところで、次はその特徴をじっくり見てみよう。言葉でダラダラ説明するのもいいけど、やっぱり表で見ると一目瞭然だよね。ということで、IWMのポイントを整理してみたよ。これを見れば、どんなETFなのかがパッと頭に入ってくるはず!
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | iShares Russell 2000 ETF |
運用会社 | ブラックロック(BlackRock) |
ベンチマーク | ラッセル2000指数(Russell 2000 Index) |
投資対象 | アメリカの小型株約2000社 |
経費率 | 0.19%(年間) |
資産総額 | 約750億ドル(2025年3月時点の目安) |
上場市場 | ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca) |
取引シンボル | IWM |
設立年 | 2000年5月22日 |
流動性 | 非常に高い(1日の平均取引量は数千万株) |
配当利回り | 約1.2%(直近データに基づく目安) |
リスクレベル | 中~高(小型株特有のボラティリティが高い) |
どう?この表を見ると、IWMの全体像が掴めてくるよね。ここからいくつかポイントをピックアップして、少し深掘りしてみよう。
まず、経費率が0.19%ってのは、ETFの中でもかなり低め。経費率ってのは運用会社に払う手数料のことで、これが低いほど投資家にとっては嬉しいよね。例えば、100万円投資したとして年間1900円くらい。これなら長期で持っても負担が少ないし、コスパがいいって言える。
次に、投資対象が小型株約2000社ってところ。小型株ってのは、時価総額がだいたい3億ドルから20億ドルくらいの企業を指すことが多い。ラッセル2000指数は、アメリカの上場企業の中で下位2000社をカバーしてるから、超有名な大企業(アップルとかアマゾンとか)は入ってない。その代わり、まだ成長段階にある企業がいっぱい詰まってるんだ。例えば、ヘルスケアやテクノロジー系の新興企業とかね。これがIWMの「成長性」を支える大きな特徴だよ。
流動性が高いのも見逃せないポイント。1日に何千万株も取引されてるから、買いたいときも売りたいときもスムーズに動ける。ETFってたまに「売買しにくい」なんてのがあったりするけど、IWMならその心配はほぼゼロ。デイトレーダーから長期投資家まで、幅広く使いやすいってわけ。
あと、リスクレベルが中~高ってのも大事な話。小型株って成長の可能性は高いけど、その分値動きが激しいんだよね。景気に敏感だから、経済が上向いてるときはグングン上がるけど、逆にリセッションとか来るとガクンと落ちることもある。この辺は投資する前にしっかり頭に入れておきたいところ。
配当利回りが1.2%くらいってのも特徴の1つ。ぶっちゃけ、高配当を狙うETFじゃないよ。どちらかというと、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うタイプの商品だね。でも、少しでも配当が出るのは嬉しいボーナスって感じかな。
最後に、運用会社がブラックロックってのも安心材料。世界最大級の資産運用会社だから、信頼性は抜群。IWM以外にもいろんなETFを手がけてるけど、その中でもIWMは小型株に特化したフラッグシップ的な存在なんだ。
この表と説明で、IWMがどんな性格のETFなのか見えてきたんじゃないかな。小型株ならではのダイナミックさと、ETFとしての手軽さを兼ね備えてるのが魅力だよ。
IWMの株価・推移・成長率(パフォーマンス)
IWMに投資するなら、やっぱり気になるのは株価の動きだよね。どれくらい上がったり下がったりしてるのか、過去のパフォーマンスはどうだったのか、ここではその辺をガッツリ見てみよう。数字を交えつつ、なるべくわかりやすく解説していくよ。
まず、IWMの株価ってのは日々変動してるけど、2025年3月1日時点での目安として、だいたい220ドル前後をウロウロしてるって感じ。これは過去1年のレンジで見ると、低いときは190ドルくらい、高いときは245ドルくらいまで動いてるから、結構な幅があるよね。このボラティリティの高さが、小型株らしい特徴だよ。
過去5年の推移を見てみると、面白いトレンドが見えてくる。2020年3月のコロナショックで、IWMは一時100ドルを切るレベルまで急落したんだ。でも、そこから驚異的な回復を見せて、2021年11月には最高値の約245ドルを記録。この期間、約2年で2倍以上になったわけだから、成長力の強さがわかるよね。ただ、その後は少し落ち着いて、2022年の利上げ局面で下落したり、2023~2024年にまた盛り返したりと、ジェットコースターみたいな動きをしてる。
じゃあ、具体的な成長率はどうなの?ってことで、年平均成長率(CAGR)を計算してみると、こんな感じになるよ。
- 過去5年(2020~2024): 年平均約8.5%
- 過去10年(2015~2024): 年平均約7.2%
この数字、悪くないよね。特にS&P500の過去10年平均(約10%)と比べると少し劣るけど、小型株特有のリスクを考えれば十分健闘してる。しかも、特定の年では大型株を大きく上回るパフォーマンスを見せることもある。例えば、2020年のリバウンド局面では、IWMのリターンがS&P500を20%以上超えたこともあったんだ。
じゃあ、直近の動きはどうかっていうと、2024年後半から2025年初頭にかけて、IWMはまた上昇トレンドに入ってるっぽい。これは、アメリカの利下げ期待とか、景気回復への楽観論が背景にあるみたいだね。特に小型株は金利が下がると資金調達が楽になるから、こういう環境だと跳ねやすいんだ。
でも、成長率だけ見てると「じゃあずっと上がり続けるの?」って思うかもしれないけど、そうじゃない。小型株ってのは波が激しいから、下落局面も結構ある。例えば、2022年の年次リターンは-20%くらいだったし、2008年の金融危機のときは-33%超えなんて年もあった。この辺がIWMの「ハイリスク・ハイリターン」な性格を表してるよ。
ちょっと視覚的に整理するために、過去5年の株価推移を簡易的に表にしてみたよ。
年 | 年初価格(ドル) | 年末価格(ドル) | 年間リターン(%) |
---|---|---|---|
2020 | 165 | 196 | +18.8% |
2021 | 196 | 222 | +13.3% |
2022 | 222 | 174 | -21.6% |
2023 | 174 | 200 | +14.9% |
2024 | 200 | 220(仮) | +10.0% |
この表見ると、年によってバラツキが大きいのが一目瞭然だよね。プラスが続いたり、突然マイナスに振れたり。でも、長期的にはプラスになってることが多いから、短期のブレを我慢できる人には向いてるかもしれない。
成長率で見ると、IWMってのは「景気敏感株」の塊みたいなもんだから、経済全体の動きに連動しやすい。特にインフレが落ち着いて、金利が下がる局面だと、小型株のパフォーマンスが光ることが多いよ。逆に、利上げとか景気後退が囁かれると、ちょっと苦戦する傾向がある。
IWMの年別・過去平均リターン
IWMのパフォーマンスを語るなら、やっぱり年別のリターンをチェックするのが大事だよね。過去どれくらい儲かったのか、逆にどれくらい下がったのか、具体的な数字を見ていくと投資のイメージがグッとリアルになるよ。ここでは、過去10年くらいの年別リターンと、その平均値をまとめてみるね。
まず、年別リターンってのはその年の1月1日から12月31日までの値動きをパーセントで表したもの。配当も含めたトータルリターンで見ていくのが普通だよ。じゃあ、さっそく過去10年のデータを表にしてみよう。
年 | 年別リターン(%) | 備考 |
---|---|---|
2015 | -4.4% | 利上げ開始で小型株に逆風 |
2016 | +21.3% | トランプ当選で景気期待 |
2017 | +14.6% | 堅調な経済成長 |
2018 | -11.0% | 貿易戦争懸念と利上げ |
2019 | +25.5% | 回復局面で小型株が躍進 |
2020 | +20.0% | コロナ後の急回復 |
2021 | +14.8% | 経済再開と成長期待 |
2022 | -20.4% | 利上げとインフレ圧力 |
2023 | +16.9% | 景気底打ち期待 |
2024 | +10.0%(仮) | 利下げ期待で上昇 |
この表見てると、IWMのリターンが年によってめっちゃバラつくのがわかるよね。プラス20%を超える年もあれば、マイナス20%を超える年もある。平均するとこんな感じになるよ。
- 過去10年平均リターン: 約8.7%(2015~2024)
- 過去5年平均リターン: 約8.3%(2020~2024)
この平均値、結構いい感じだよね。年率8%超えってことは、10年で資産が2倍以上になるペース。ただ、単純計算だとそうなるけど、実際は年ごとの波が激しいから、タイミングによっては全然違う結果になる。例えば、2018年末に買ってたら翌年25%上がるし、2021年末に買ってたら翌年20%下がる。このブレがIWMの面白いところであり、怖いところでもあるよ。
過去のリターンを見ると、景気のサイクルにめっちゃ影響されてるのがわかる。例えば、2016年はトランプ政権の経済政策への期待で小型株が跳ねたし、2019年や2020年は金融緩和で回復した。一方、2018年や2022年みたいな利上げ局面だと、資金繰りが厳しくなる小型株は売られやすいんだよね。
じゃあ、もっと長い目で見るとどうなるかっていうと、IWMの運用開始(2000年)からの平均リターンは約7~8%くらい。これって、アメリカ経済の成長と小型株のポテンシャルを反映してる数字だよ。ただ、金融危機(2008年)の-33.8%とか、コロナショックの急落とか、大きな下落局面も何度かあったから、「ずっと右肩上がり」とは言えない。あくまで長期で見てプラスになってるって感じ。
この年別リターンのバラツキを見ると、IWMって短期で儲けようとするより、長い目で持つ方が精神的に楽かもしれないね。だって、1年で20%下がっても、その後に25%上がればトータルではプラスになるわけだし。実際、5年とか10年スパンで見ると、下落を乗り越えてプラスに転じるケースが多いよ。
ちなみに、過去最高のリターン年は2003年の+47.3%で、ITバブル崩壊からの回復期だった。一方で、最悪は2008年の-33.8%。こういう極端な年もあるから、投資するなら心の準備が必要だね。
ここまで見てきて、IWMのリターンが景気に左右されつつも、長期的にはしっかり成長してるのがわかったんじゃないかな。
IWMの月別の騰落率は?
IWMの年別リターンがわかったところで、次はもっと細かく、月別の騰落率を見てみよう。月ごとにどう動くのかを知っておくと、「どのタイミングで買うか」とか「売るか」の参考になるかもしれないよ。過去のデータを基に、平均的な月別のリターンと傾向をまとめてみるね。
まず、月別騰落率ってのは、その月の初日から末日までの株価変動率のこと。ここでは、過去10年(2015~2024)のデータを平均して、どの月が上がりやすいか、下がりやすいかを表にしてみたよ。
月 | 平均騰落率(%) | 傾向・特徴 |
---|---|---|
1月 | +1.2% | 年初効果でややプラス |
2月 | +0.8% | 小型株の勢い続く |
3月 | -0.5% | 調整が入りやすい |
4月 | +1.5% | 春の堅調な動き |
5月 | +0.3% | やや停滞、「セルインメイ」影響? |
6月 | -0.2% | 中盤で少し弱含み |
7月 | +2.1% | 夏場の強い上昇 |
8月 | -0.7% | 夏枯れでマイナス傾向 |
9月 | -1.3% | 年間最弱、秋の調整期 |
10月 | +0.9% | 反発狙いの買いが入る |
11月 | +2.3% | 年末ラリーの前触れ |
12月 | +3.1% | 年末効果で最も強い |
※データは過去10年の平均値で、年によって大きく変わることもあるよ。
この表見てると、IWMの月別パフォーマンスには結構クセがあるよね。まず、12月が+3.1%で一番強い。これは「年末ラリー」ってやつで、投資家がポジションを整えたり、税金対策で動いたりする影響みたい。あと、11月(+2.3%)や7月(+2.1%)もプラスが大きくて、小型株が勢いづく時期って言える。
逆に、9月が-1.3%で一番弱い。これは株式市場全体でよく言われる「9月効果」で、夏が終わって調整売りが入る傾向があるみたい。8月(-0.7%)や3月(-0.5%)もマイナス気味で、年間の中盤ってちょっと停滞しやすいのかなって感じ。
面白いのは、1月(+1.2%)がプラスなこと。「1月効果」って呼ばれてて、特に小型株が年初に買われる傾向があるんだ。これは、前年の損失をカバーしようとする動きとか、新年で新規資金が入るからって説があるよ。
じゃあ、これって毎月当てはまるの?って思うかもしれないけど、もちろん年によってバラツキはある。例えば、2020年の3月はコロナショックで-20%超えの下落だったし、2023年の7月は+6%くらい上がったりした。平均値はあくまで「傾向」でしかないから、鵜呑みにしすぎないでね。
でも、こういう月別のデータを見てると、IWMって季節的なパターンがある程度あるのがわかるよね。特に年末(11~12月)が強いのは、小型株投資家にとって嬉しいポイント。あと、夏場(7月)も意外とチャンスがあるって感じ。
実際のところ、月別の動きって経済指標とか政策決定(FOMCとかね)のタイミングにも左右される。例えば、利下げが発表されると小型株が跳ねやすいから、そういうイベントが重なると平均値以上の動きになることもあるよ。
IWMのセクター構成
IWMがどんな動きをするかは、その中身、つまり「セクター構成」に大きく左右されるよね。約2000社の小型株が詰まってるわけだけど、どの業界が多いのか、どういう特徴があるのか、ここで詳しく見てみよう。視覚的にわかりやすいように表も入れて、イメージしやすくするよ。
IWMはラッセル2000指数に連動してるから、そのセクター割合をベースに考える。2025年3月時点の最新データじゃないけど、最近の構成を参考にすると、だいたいこんな感じになるよ。
セクター | 構成比率(%) | 特徴 |
---|---|---|
ヘルスケア | 17% | バイオテックや新薬開発企業が多い |
金融 | 16% | 地方銀行や保険会社が中心 |
産業 | 15% | 製造業や建設関連の小型企業 |
テクノロジー | 13% | ITスタートアップやソフトウェア企業 |
一般消費財 | 12% | 小売やアパレル系の成長企業 |
素材 | 8% | 化学や鉱業関連 |
不動産 | 6% | 小規模REITや不動産開発 |
エネルギー | 5% | 小型石油・ガス企業 |
公益事業 | 3% | 小規模電力会社など |
通信サービス | 2% | 新興通信企業 |
生活必需品 | 2% | 食品や日用品の小型メーカー |
※比率は時期によって多少変動するから、あくまで目安ね。
この表見ると、IWMって結構バラエティに富んでるよね。一番多いのがヘルスケア(17%)で、これは小型株らしい特徴。バイオテクノロジーとか新薬開発系の企業って、大企業より小さい会社に多いから、ここに比重があるのは納得。あと、これらの企業は成長性が高い一方で、失敗リスクもあるから、値動きが激しくなりがちだよ。
次に金融(16%)。ここには地方銀行とか中小の保険会社が入ってる。小型株の金融セクターって、金利環境に敏感で、利下げ局面だと資金調達が楽になって跳ねやすい。一方で、利上げだとちょっと苦しくなる傾向があるね。
産業(15%)とテクノロジー(13%)も大きな割合を占めてる。産業は製造業とか建設関連で、景気がいいと受注が増えてグイグイ成長するタイプ。テクノロジーはIT系のスタートアップが多くて、イノベーションで一気に化ける可能性を秘めてるよ。ただ、競争が激しいから倒産リスクもある分野だね。
一般消費財(12%)は、小売とかアパレル系の企業。消費が強いアメリカ経済を反映してて、景気回復期にはいいパフォーマンスを見せる。あとは、素材(8%)とか不動産(6%)とかもそこそこあって、いろんな業界が混ざってるのがIWMの魅力だよ。
逆に、公益事業(3%)とか生活必需品(2%)みたいなディフェンシブなセクターは少ない。これは、小型株が「守り」より「攻め」の性格を持ってるから。安定より成長を狙う企業が多いってわけだね。
このセクター構成を見ると、IWMが景気敏感なETFだってことがよくわかる。ヘルスケアやテクノロジーで成長性を狙いつつ、金融や産業で経済の波に乗る感じ。大型株中心のS&P500だと、テクノロジーや通信がもっと多いけど、IWMは中小企業らしい多様性があって面白いよね。
実際、セクターの動きって株価に直結する。例えば、2020年のコロナ禍ではヘルスケアが牽引したし、2022年の利上げ局面では金融が弱かった。こういう特性を知っておくと、IWMの値動きを予測するヒントになるよ。
IWMの構成銘柄とその特徴
IWMの中身がセクター単位でわかったところで、次はもっと具体的に、どんな企業が入ってるのか見てみよう。約2000社もあるから全部は紹介できないけど、上位の構成銘柄とその特徴をピックアップしてみるね。これで、IWMがどんな「チーム」で戦ってるのかイメージできるはずだよ。
まず、IWMの構成銘柄はラッセル2000指数に基づいてる。上位銘柄は時期によって変わるけど、2025年3月時点の目安として、最近の上位10社くらいを見てみよう。表にまとめるよ。
銘柄名 | ティッカー | セクター | 構成比率(%) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Super Micro Computer | SMCI | テクノロジー | 0.8% | AIサーバーの急成長企業 |
MicroStrategy | MSTR | テクノロジー | 0.7% | ビットコイン投資で有名 |
Enstar Group | ESGR | 金融 | 0.5% | 保険・再保険のスペシャリスト |
Comfort Systems USA | FIX | 産業 | 0.5% | HVAC(空調)サービスの成長企業 |
elf Beauty | ELF | 一般消費財 | 0.4% | コスメブランドで若い層に人気 |
Piper Sandler | PIPR | 金融 | 0.4% | 中堅投資銀行 |
Cavco Industries | CVCO | 産業 | 0.4% | モジュラー住宅メーカー |
CSW Industrials | CSWI | 産業 | 0.3% | 産業用化学品と機器 |
Kadant Inc | KAI | 産業 | 0.3% | 紙パルプ製造装置のニッチ企業 |
Daily Journal | DJCO | 通信サービス | 0.3% | 出版とソフトウェア事業 |
※比率はあくまで目安で、日々変動するよ。
この表見ると、IWMのトップ銘柄って結構バラエティ豊かだよね。上位でも1%未満だから、1社が全体を引っ張るってより、みんなで少しずつ支えてる感じ。じゃあ、いくつかピックアップして特徴を見てみよう。
まず、Super Micro Computer(SMCI)。ここはAIやクラウド向けのサーバーを作ってる会社で、最近のAIブームで株価が急上昇してる。小型株の中でも「化ける」タイプの代表格だね。ただ、値動きが激しいからリスクもあるよ。
次にMicroStrategy(MSTR)。この会社、実はソフトウェア企業なんだけど、大量のビットコインを買ってることで有名。株価がビットコインの動きに連動してるから、ちょっと異色な存在。仮想通貨に興味ある人には面白い銘柄だね。
Enstar Group(ESGR)は金融セクターで、保険や再保険の専門企業。派手さはないけど、安定したキャッシュフローが強み。小型株の中でも堅実派って感じだよ。
elf Beauty(ELF)は、コスメ業界の新星。安くてトレンド感あるメイク商品で、Z世代とか若い層にバズってる。小型株らしい「成長性」を感じるよね。
こういう銘柄を見ると、IWMって本当に多様な企業が混ざってるのがわかる。テクノロジーやヘルスケアみたいな成長株もあれば、金融や産業みたいな伝統的な会社もある。あと、小型株ってニッチな市場で勝負してる企業が多いのも特徴。例えば、Kadant Inc(KAI)みたいに、紙パルプ製造装置とか超専門的な分野で頑張ってる会社もあるんだ。
ただ、注意したいのは、これらの銘柄って時価総額が小さいから、業績がちょっとブレると株価がガラッと変わることがある。大型株みたいに安定感はないけど、その分「大化け」のチャンスもあるってわけ。
IWMに投資した場合のシミュレーション
IWMの特徴や中身がわかったところで、やっと「じゃあ実際投資したらどうなるの?」って話だよね。ここでは、過去のデータをもとに、いくつか投資シナリオをシミュレーションしてみるよ。具体的な数字でイメージを膨らませてみよう!
まず、シミュレーションの前提として、IWMの過去10年平均リターン(約8.7%)を使うよ。配当も含めたトータルリターンで計算するね。あと、投資額や期間を変えて、3パターン見てみる。表でまとめるよ。
シナリオ | 初期投資額 | 期間 | 年率リターン | 最終金額(目安) | 利益 |
---|---|---|---|---|---|
少額スタート | 100万円 | 10年 | 8.7% | 約230万円 | 約130万円 |
中額ガッツリ | 500万円 | 10年 | 8.7% | 約1150万円 | 約650万円 |
長期じっくり | 300万円 | 20年 | 8.7% | 約1500万円 | 約1200万円 |
※複利計算で、経費率0.19%差し引いた想定。実際は市場変動で上下するよ。
シナリオ1: 少額スタート
100万円を10年運用した場合。年率8.7%で複利計算すると、10年後には約230万円になるよ。利益は130万円くらい。初期投資が少ないからリターンも控えめだけど、初めてIWMに挑戦するならこのくらいから始めるのもアリだね。もし途中で値下がりしても、少額なら精神的ダメージも少ないし。
シナリオ2: 中額ガッツリ
500万円を10年運用すると、約1150万円に成長。利益は650万円くらいだよ。まとまったお金を入れると、やっぱりリターンもデカくなる。でも、その分下落リスクも大きくなるから、2022年みたいな-20%の年が来ると、100万円くらい一気に減ることもある。その波を耐えられるなら、悪くない選択肢だね。
シナリオ3: 長期じっくり
300万円を20年運用すると、約1500万円に。利益は1200万円と、かなり大きいよ。20年だと複利の力がフルに発揮されるから、初期投資の5倍近くになる。これは、IWMの長期的な成長性を信じる人向け。途中で金融危機みたいなのがあっても、長い目で見ればプラスになる可能性が高いってわけ。
でも、これってあくまで「平均リターン」を使った計算だよ。実際は年によって±20%とか動くから、こんなキレイな右肩上がりにはならない。例えば、10年のうち3年くらいマイナスが続くと、トータルリターンが6%くらいに落ちることもある。一方で、いい年が続けば10%超えもあり得るから、運も絡んでくるね。
じゃあ、毎月積み立てしたらどうなるかっていうと、例えば月5万円を10年(総額600万円)投資した場合。同じ8.7%で計算すると、10年後には約950万円くらいになる。積み立てだと下がったときに安く買えるから、平均リターンが安定しやすいよ。
実際のところ、IWMって値動きが激しいから、タイミングが大事。例えば、2020年3月の底で買ってれば、その後2年で2倍になったけど、2021年11月のピークで買ってたら今頃マイナスだよ。こういう波があるから、短期で儲けるより長期で平均を取る方が現実的かもしれないね。
IWMの配当タイミングと直近の配当
IWMって値上がり益がメインだけど、配当もちょっと出るんだよね。ここでは、その配当がいつ貰えるのか、直近でどれくらいだったのかを具体的に見てみよう。配当目当てで投資するETFじゃないけど、知っておくと何かと便利だよ。
まず、IWMの配当タイミング。基本的に年4回、四半期ごとに支払われるよ。スケジュールはだいたいこんな感じ。
- 3月下旬(第1四半期)
- 6月下旬(第2四半期)
- 9月下旬(第3四半期)
- 12月下旬(第4四半期)
具体的な日は年によって少しズレるけど、だいたい20日~30日くらいに振り込まれることが多い。ブラックロックの公式サイトとか証券会社のデータで正確な日付を確認できるから、投資してる人はチェックしてみてね。
次に、直近の配当額を見てみよう。2024年のデータを参考にすると、こんな感じだよ。
支払日 | 1株あたり配当(ドル) | 年間配当利回り(目安) |
---|---|---|
2024年3月27日 | 0.694 | – |
2024年6月25日 | 0.632 | – |
2024年9月26日 | 0.680 | – |
2024年12月(仮) | 0.700(予想) | 約1.2% |
この表見ると、1株あたり0.6~0.7ドルくらいが最近のトレンド。四半期ごとにバラつきはあるけど、年間で合計すると約2.7ドルくらいになるよ。2024年の平均株価が220ドルくらいだとすると、配当利回りは約1.2%。高配当ETFみたいに4~5%はないけど、小型株ETFとしてはまあまあじゃない?
過去を振り返ると、配当額って年によって少しずつ増えてる傾向がある。例えば、2020年は年間で約2.2ドルだったのが、2023年には2.6ドルくらいになってる。これは、IWMの中の企業が成長して利益を出すようになってる証拠だね。ただ、構成銘柄の入れ替えとか市場環境で減ることもあるから、ずっと上がり続ける保証はないよ。
配当の特徴として、IWMは成長株が多いから、利益を配当より再投資に回す企業が多い。だから利回りが低めなんだよね。でも、ゼロじゃないから投資してるうちにちょっとしたお小遣いが入ってくる感じ。年間1.2%でも、100万円投資してれば年1万2000円くらい貰えるわけだし、悪くないボーナスだよ。
実際のところ、この配当って再投資に回すか、現金で受け取るか選べる。長期で資産増やしたいなら再投資がおすすめだね。だって、複利効果でじわじわ効いてくるから。例えば、10年再投資すると、リターンに1~2%上乗せされるイメージだよ。
IWMの配当金シミュレーション
IWMの配当がわかったところで、次は「じゃあこれでどれくらい稼げるの?」ってシミュレーションだよ。ここでは、月3万円、月5万円、そして配当金生活を目指す場合の3パターンで計算してみるね。現実的な数字で見ていくよ!
月3万円を得るには?
まず、月3万円ってことは年36万円ね。IWMの年間配当利回りを1.2%、株価を220ドル(1ドル150円で33,000円)と仮定すると、1株あたりの年間配当は約2.64ドル(396円)。月3万円のために必要な投資額を計算してみよう。
- 年間配当目標: 36万円 ÷ 1ドル150円 = 2400ドル
- 必要な株数: 2400ドル ÷ 2.64ドル = 約909株
- 投資額: 909株 × 33,000円 = 約3000万円
つまり、約3000万円投資すれば、年間36万円(月3万円)の配当が期待できるよ。結構な額だね。でも、これなら値上がり益も狙えるから、配当だけで考えるよりお得感はあるかも。
月5万円を得るには?
次は月5万円、年間60万円だよ。同じ条件で計算すると…
- 年間配当目標: 60万円 ÷ 150円 = 4000ドル
- 必要な株数: 4000ドル ÷ 2.64ドル = 約1515株
- 投資額: 1515株 × 33,000円 = 約5000万円
約5000万円で月5万円の配当が手に入る計算。5000万円あったら他の高配当ETFも選択肢に入るけど、IWMなら成長性もプラスで狙えるから、バランス的には面白いよね。
配当金生活をするには?
配当金生活ってどれくらい必要か人によるけど、例えば月30万円(年360万円)で生活すると仮定してみよう。
- 年間配当目標: 360万円 ÷ 150円 = 24,000ドル
- 必要な株数: 24,000ドル ÷ 2.64ドル = 約9090株
- 投資額: 9090株 × 33,000円 = 約3億円
約3億円あれば、IWMだけで月30万円の配当生活が可能だよ。でも、3億円って現実的じゃない人も多いよね。実際は、値上がり益と配当を組み合わせて資産を増やしつつ、少しずつ引き出す形が現実的かも。例えば、1億円投資して年120万円の配当+値上がり益で補うとかね。
IWMに投資する際の注意点
IWMの魅力がわかってきたところで、ちょっとブレーキをかけて注意点を見てみよう。どんな投資にもリスクはあるし、IWMには小型株ならではの落とし穴もあるよ。ここでは、投資する前に押さえておきたいポイントをまとめるね。
まず、ボラティリティの高さ。IWMって値動きが激しいんだよね。過去のデータ見ても、年20%上がることもあれば、20%下がることもある。小型株は景気や金利に敏感だから、経済が揺れるとダイレクトに影響を受ける。例えば、2022年の利上げ局面で-20%落ちたみたいに、突然の下落にビックリすることもあるよ。心臓が強いか、長期で見れる人じゃないとキツイかも。
次に、分散されてるけど集中リスクもあるってこと。約2000社入ってるから分散効果はあるけど、セクターで見るとヘルスケアや金融に偏ってるよね。これらの業界が不調だと、全体のパフォーマンスも落ちる。例えば、バイオ株が軒並みダメだと、ヘルスケア17%の影響がモロに出るよ。
あと、配当が低いのも注意点。高配当狙いの人には物足りない。利回り1.2%だと、まとまった配当収入を得るには億単位の投資が必要だし、それなら他のETFの方が効率いいかもしれない。IWMは値上がり益メインって割り切らないとね。
金利環境への敏感さも見逃せない。小型株って借金してる企業が多いから、金利が上がると資金繰りが苦しくなる。2022年の利上げで苦しんだみたいに、今後もFRBの動き次第で大きく左右されるよ。逆に、利下げ局面だと跳ねるから、タイミングを見極めるのも大事だね。
最後に、短期トレードの難しさ。IWMは流動性高いけど、値動きが荒いからデイトレとか短期で儲けるのは結構ハードル高い。プロでもタイミング外すことあるし、初心者ならなおさら長期で持つ方が安全かも。
IWMとよく比較されるETFは?
IWMが気になってるなら、他のETFとどう違うのか気になるよね。ここでは、IWMとよく比較されるETFをいくつか挙げて、その違いをチェックしてみよう。表でわかりやすくまとめるよ。
ETF | ティッカー | 対象指数 | 経費率 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
IWM | IWM | ラッセル2000 | 0.19% | 小型株約2000社、成長性重視 |
VB | VB | CRSP US Small Cap | 0.05% | バンガードの小型株、経費率激安 |
IJR | IJR | S&P SmallCap 600 | 0.06% | S&P小型株600社、質重視 |
SCHA | SCHA | Dow Jones US Small-Cap | 0.04% | シュワブの低コスト小型株ETF |
SPY | SPY | S&P 500 | 0.09% | 大型株500社、安定性重視 |
IWM vs VB
VB(Vanguard Small-Cap ETF)は、バンガードが提供する小型株ETF。経費率が0.05%とIWMの0.19%より安いのが魅力。対象も2000社くらいで似てるけど、IWMより微妙に大きい企業が入ってる傾向。値動きはIWMほど激しくないけど、成長性も少し控えめだよ。
IWM vs IJR
IJR(iShares S&P SmallCap 600 ETF)は、S&Pの小型株600社に連動。IWMより企業数が少ない分、財務が健全な会社を選んでるのが特徴。経費率0.06%で安いし、リターンも安定してる。ただ、成長の爆発力はIWMに軍配が上がるね。
IWM vs SCHA
SCHA(Schwab US Small-Cap ETF)は、経費率0.04%と超低コスト。対象は約1700社で、IWMと近いけど分散度が少し落ちる。パフォーマンスはほぼ互角だけど、手数料重視ならSCHAが有利だよ。
IWM vs SPY
SPY(SPDR S&P 500 ETF)は大型株の代表。IWMと違って安定感があって、値動きもマイルド。リターンは年10%くらいでIWMより少し高いけど、小型株の成長性を味わいたいなら物足りないかも。
ここまで見てきて、IWMは「成長性とリスクのバランス」が特徴だね。低コストを求めるならVBやSCHA、安定感ならSPYって感じ。
IWMと合わせてポートフォリオに加えたほうがいいETFは?
IWMだけで投資するのもいいけど、ポートフォリオにバラエティ加えるとリスク分散になるよね。ここでは、IWMと一緒に持つと良さそうなETFをいくつか提案してみるよ。目的別に表でまとめるね。
ETF | ティッカー | 対象 | 目的 | 相性ポイント |
---|---|---|---|---|
SPY | SPY | S&P 500 | 安定性 | 大型株でリスクを抑える |
VTI | VTI | 全米株式 | 幅広い分散 | 小型株以外の全市場をカバー |
QQQ | QQQ | ナスダック100 | ハイテク成長 | テクノロジー重視でバランス |
VYM | VYM | 高配当米国株 | 配当収入 | IWMの低配当を補う |
BND | BND | 米国総合債券 | リスクヘッジ | 株の下落時にクッション役 |
SPY
大型株の安定感を加えたいならSPY。IWMが下がってもSPYが支えてくれるから、ポートフォリオ全体のブレが減るよ。比率はIWM:SPY=3:7くらいが無難かな。
VTI
VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)は、アメリカ市場全体をカバー。IWMの小型株に加えて、大型・中型も網羅するから、これ1つで補完できる。IWM:VTI=2:8とかでもいいね。
QQQ
ハイテク成長を狙うならQQQ(Invesco QQQ Trust)。IWMの小型テックと相まって、成長性を強化できる。ただ、値動きが似ることもあるから比率は控えめに、IWM:QQQ=7:3くらいで。
VYM
配当収入が欲しいならVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)。利回り3%くらいで、IWMの1.2%を補ってくれる。IWM:VYM=5:5でバランス取るのもアリだよ。
BND
リスクを減らしたいならBND(Vanguard Total Bond ETF)。債券だから株と逆に動くことが多く、下落時のクッションになる。IWM:BND=8:2くらいが初心者向けかな。
こんな感じで、IWMに何を組み合わせるかでポートフォリオの性格が変わるよ。成長狙いならQQQ、安定ならSPYやBNDって考え方で選んでみてね。
IWMに関してのよくある質問
- QIWMの将来性はあるか?
- A
IWMの将来性、ズバリ「ある」と思うよ。理由は、小型株ってアメリカ経済の「次世代」を担う企業が多いから。ヘルスケアやテック系の新興企業が、今後大化けする可能性を秘めてる。例えば、過去にラッセル2000から育った企業ってアマゾンとかテスラみたいなのもあるしね。ただ、短期的には景気や金利に左右されるから、5年10年単位で見るのが大事。あと、AIとか新能源みたいなトレンドに乗れる企業が増えれば、さらに伸びる余地はあるよ。リスクはあるけど、将来性は十分期待できるって感じ。
- QIWMは長期保有をしてもいいか?
- A
長期保有、全然アリだよ。過去のデータ見ても、10年スパンだと平均8%くらいのリターンが出てるし、2000年からの20年以上で見てもプラス。小型株って短期でブレるけど、長い目で見ると成長が上回る傾向がある。ただ、値動きが激しいから、途中の下落でビビらないメンタルが必要だね。あと、定期的にリバランスしたり、他の安定資産(債券とか)と組み合わせると、さらに安心して持てるよ。10年20年ガチホするなら、IWMはいい選択肢だと思う。
- QIWMの買い時はいつか?
- A
買い時って難しいけど、目安はあるよ。まず、景気回復期の序盤が狙い目。利下げが始まったり、経済指標が底打ちしたタイミングだと、小型株が跳ねやすい。例えば、2020年3月みたいな暴落後とかね。あと、株価が移動平均線(200日とか)を下回ってる時は割安チャンスかも。ただ、完璧なタイミング狙うより、ドルコスト平均法で少しずつ買う方が現実的だよ。2025年3月時点だと、利下げ期待で少し上がってるけど、まだ割安感はあるから、今から積み立て始めるのも悪くないと思う。
まとめ
ここまで、IWMの基本から特徴、株価、配当、リスク、比較までガッツリ見てきたね。最後に、これまでのポイントをコンパクトにまとめてみるよ。
IWMってのは、アメリカの小型株約2000社に投資できるETFで、成長性を狙いたい人にピッタリ。経費率0.19%で手軽だし、値動きが激しいけど長期で見ると年8%くらいのリターンが期待できる。セクターはヘルスケアや金融が主力で、構成銘柄も成長株からニッチ企業までバラエティ豊かだよ。配当は年4回で利回り1.2%くらいだから、おまけ程度に考えるのがいいね。
投資シミュレーションだと、100万円で10年230万円、300万円で20年1500万円なんて夢もあるけど、リスクも高い。ボラティリティや金利環境に注意しつつ、SPYやBNDみたいなETFと組み合わせるとバランスが取れるよ。将来性はあるし、長期保有にも向いてるから、買い時は景気回復期や割安時を狙いつつ、積み立てで始めるのがおすすめ。
結局、IWMは「攻め」と「守り」のバランスが大事なETF。リスクを取れるなら、ポートフォリオにぜひ加えてみてね。
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資産運用に興味がある恐竜。様々な国や商品に投資。投資歴は長い。基軸はインデックス投資での運用。短期売買の頻度は少なく、長期目線での投資をコツコツと実施。