VXUSのETF Score (ETFのおすすめ度)
- 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出
- 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出
- 運用コスト:経費率をもとに算出
- リスク分散度:投資対象銘柄数・セクター分散度をもとに算出
- 安定性:過去5年の平均騰落率をもとに算出
※各指標は当サイトにおける基準で設定
VXUSは
VXUSって聞いたことありますか?正式名称は「Vanguard Total International Stock ETF」で、バンガードが提供するETF(上場投資信託)の一つです。簡単に言うと、アメリカ以外の世界中の株式市場に投資できる商品なんですよ。投資にちょっと興味がある人なら、「国際分散投資」って言葉を耳にしたことがあるかもしれません。その実践にぴったりなのがこのVXUSなんです。
このETFは、FTSE Global All Cap ex USインデックスっていう指数に連動する形で運用されてます。この指数、実はものすごい広範囲をカバーしていて、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、新興国市場など、世界48カ国以上、約8300銘柄もの株式を含んでるんです。大型株から中小型株まで網羅してるから、まさに「世界まるごと投資」って感じですね。日本やイギリス、中国、カナダ、フランス、スイスといった主要な市場も含まれてるので、グローバルな視点で資産を増やしたい人にはうってつけです。
じゃあ、具体的にどんな特徴があるのかっていうと、まず手数料がめっちゃ安いんです。経費率が0.07%っていうのは、ETFの中でもトップクラスに低コスト。1万円投資しても7円しか手数料がかからないって考えると、コストを抑えたい投資家には嬉しいポイントですよね。それに、VXUSは市場全体をカバーしてるから、自分で個別株を選ぶ手間が省けるのも大きい。投資初心者でも、これ一本で国際市場に手軽にアクセスできるわけです。
運用してるバンガードって会社も、投資の世界では超有名。低コストで信頼性の高い商品を提供してることで知られてて、VXUSもその一環で2011年に登場しました。以来、国際投資をしたい人たちの間でじわじわ人気が出てきてます。2025年3月時点で、純資産総額は約780億ドル(約10兆円)を超えてるって話もあるので、規模感もバッチリです。
どんな人がVXUSに注目してるのかっていうと、アメリカの市場だけじゃなくて、世界全体の成長に賭けたい投資家が多いですね。アメリカ経済が強いのは確かだけど、ヨーロッパの安定企業や新興国の成長企業にも目を向けたいってニーズに応えてるんです。たとえば、日本だとトヨタとか、新興国なら中国のテンセントみたいな企業が含まれてるから、いろんな国の経済トレンドに乗っかれるのが魅力。
ただ、VXUSにはアメリカの企業は一切入ってないって点は覚えておいてください。もし「アメリカも含めて世界全部に投資したい!」って思うなら、同じバンガードのVT(Vanguard Total World Stock ETF)とかが候補に上がります。でも、アメリカ市場は別で持ってるから、それ以外で分散したいって人にはVXUSがちょうどいいんですよ。
要するに、VXUSは世界経済の成長をまるっと味わいたい、手軽に国際分散投資をしたいって人に向けたETFなんです。
VXUSの特徴
VXUSの特徴をちゃんと把握するには、数字やデータで見ていくのが一番わかりやすいですよね。ここでは、VXUSのポイントをざっくりまとめて、表も使って視覚的にチェックしていきましょう。投資する前に知っておきたい基本情報が詰まってますよ。
まず、VXUSの最大のウリは「低コスト」と「広範囲のカバー力」。経費率が0.07%っていうのは、他の国際株ETFと比べてもかなり安い水準です。それに、世界48カ国、約8300銘柄に投資してるから、分散効果は抜群。ヨーロッパが約40%、太平洋地域が26%、新興国が25%くらいの割合で、北米(カナダとか)は少しだけって感じでバランスが取れてます。
配当金もあって、年4回支払われるのも嬉しいポイント。利回りは時期によって変わるけど、2024年だと約3.2%くらいが目安です。市場全体に投資するパッシブ運用だから、アクティブファンドみたいに高いリターンを狙うわけじゃないけど、その分安定感があります。
では、特徴を表にまとめてみましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | Vanguard Total International Stock ETF (VXUS) |
運用会社 | バンガード(Vanguard Group) |
設定日 | 2011年1月26日 |
経費率 | 0.07%(超低コスト!) |
対象指数 | FTSE Global All Cap ex US Index |
投資対象 | アメリカを除く世界48カ国以上の株式(約8300銘柄) |
地域構成 | ヨーロッパ40.4%、太平洋26.3%、新興国25.7%、北米7%ほか |
銘柄規模 | 大型株・中型株・小型株を網羅 |
配当頻度 | 四半期ごと(年4回) |
純資産総額 | 約780億ドル(2025年3月時点推定) |
取引所 | NASDAQ |
平均取引量 | 約350万株/日(流動性高め) |
この表を見ると、VXUSの全体像がパッと掴めますよね。たとえば、地域構成を見るとヨーロッパが一番多いけど、新興国も25%以上あって成長性も期待できるバランスが魅力です。小型株まで含んでるのもポイントで、他の国際ETFだと大型株メインなことが多い中、VXUSは幅広い企業規模をカバーしてるんです。
あと、流動性が高いのも見逃せない特徴。1日の平均取引量が350万株くらいあるから、売買したいときにスムーズに取引できる安心感があります。ETFって流動性が低いと売るときに困ることがあるけど、VXUSならその心配はほぼないですね。
投資スタイルとしては、パッシブ運用だから市場平均に連動する形。自分で銘柄を選んでガンガン運用するアクティブ型とは違って、インデックスに沿って淡々と進む感じです。これが低コストの秘訣でもあって、手数料を抑えつつ国際市場にしっかり乗れるのが強み。
ただ、アメリカが入ってないってのは特徴でもあり、注意点でもあるんです。もしアメリカ市場の成長も取り入れたいなら、他のETFと組み合わせる必要が出てきます。でも逆に言うと、アメリカをすでに持ってる人には、重複せずに分散できるってメリットもあるんですよ。
こんな感じで、VXUSは低コスト・広範囲・安定感の三拍子が揃ったETF。
VXUSの株価・推移・成長率(パフォーマンス)
VXUSのパフォーマンスってどうなってるのか、株価の動きや成長率を見ていくと投資のイメージが湧きやすいですよね。ここでは、過去のデータをもとに、どういう推移をしてきたのか、どれくらい成長してるのかをチェックしていきます。
VXUSの株価は、設定された2011年から2025年3月まででいろいろな波を経験してます。まず、直近の株価を仮に1株63ドル(2025年3月時点)とすると、過去の推移を見てみましょう。
- 2011年(設定時): 約40ドルくらいでスタート。
- 2015年: 約50ドル。ゆるやかに上昇。
- 2020年(コロナショック時): 一時35ドルくらいまで下落。
- 2021年(回復後): 約65ドルでピーク。
- 2024年末: 約62ドルくらいで安定。
この動きを見ると、コロナみたいな大きな下落はあるけど、全体的には右肩上がりって感じですね。年平均成長率(CAGR)を計算すると、2011年の40ドルから2025年の63ドルまでで約3.3%くらい。配当込みだと5%くらいになるので、まずまずの安定成長って言えます。
成長率をもう少し詳しく見ると、年によってバラつきがあります。たとえば、2023年は15.6%のトータルリターン(配当込み)で、結構いい年だったみたい。でも、2022年はドル高や新興国リスクでマイナス16%くらいになってる。この波がVXUSの特徴で、アメリカほど急激に上がらないけど、下落もそこまで極端じゃないんです。
年 | 株価(年末) | 年間リターン(配当込み) |
---|---|---|
2020 | 60ドル | +10.5% |
2021 | 65ドル | +8.3% |
2022 | 55ドル | -16.0% |
2023 | 62ドル | +15.6% |
2024 | 63ドル | +6.0%(仮定) |
この表見ると、年6~15%くらいのプラスが狙える年もあるけど、マイナスも覚悟しないといけないってわかりますね。アメリカのVTIだと年10%超えが続いた時期もあるから、それと比べると控えめな成長率。でも、分散効果を考えれば悪くない数字です。
株価の推移で面白いのは、新興国の影響が結構出ること。2022年の下落は中国の規制強化とかが響いてて、逆に2023年の回復はヨーロッパや日本の安定感が効いてる感じ。為替の動きも大きいから、ドルが強いとちょっと苦戦する傾向があります。
VXUSの年別・過去平均リターン
VXUSの過去の実績を年別に見ていくと、どれくらいのリターンが期待できるのかがハッキリしますよね。ここでは、2015年からのデータを中心に、年別のリターンと平均値をまとめてみます。投資の目安になる数字を押さえていきましょう。
以下に、2015年~2024年の年別トータルリターン(株価変動+配当込み)を並べてみました。2024年は仮定値として入れときます。
年 | トータルリターン | 主な要因 |
---|---|---|
2015 | -4.2% | 新興国経済の低迷 |
2016 | +4.7% | 資源国の回復 |
2017 | +27.5% | グローバル成長、新興国急上昇 |
2018 | -14.4% | 米中貿易戦争 |
2019 | +21.4% | 市場回復 |
2020 | +10.5% | コロナ後の反発 |
2021 | +8.3% | 緩やかな成長 |
2022 | -16.0% | ドル高、新興国リスク |
2023 | +15.6% | 欧州・日本安定 |
2024 | +6.0%(仮定) | 穏やかな成長(仮定) |
この10年間の平均リターンを出すと、
(-4.2 + 4.7 + 27.5 – 14.4 + 21.4 + 10.5 + 8.3 – 16.0 + 15.6 + 6.0) ÷ 10 = 約5.94%。
年平均で約6%くらいですね。過去14年(2011~2024)で見ても、5~6%くらいが平均値として落ち着いてます。
年別で見ると、2017年の+27.5%みたいに爆上がりする年もある一方、2018年や2022年のマイナスみたいに落ち込む年もある。こういう波があるのは、VXUSが世界全体をカバーしてるからで、特定の国の経済が調子いいと上がるし、逆にリスクが広がると下がるんです。
たとえば、2017年は新興国がぐんと伸びてリターンが跳ね上がったけど、2018年は米中貿易戦争で中国株が打撃を受けてマイナス。2022年もドル高で国際株が苦戦したけど、2023年はヨーロッパの安定感が戻ってプラスに転じてます。このバラつきがVXUSの特徴で、アメリカだけのETFより変動は穏やかだけど、ゼロじゃないって感じですね。
過去平均リターンの5~6%って、どう見るかですよね。銀行預金の利息よりは全然いいし、インフレ率(年2~3%くらい)を上回るから資産は増える。でも、VTIの12%とかと比べると控えめ。この差は、アメリカのテック成長がVXUSには入ってないからで、分散を取るか成長を取るかのトレードオフなんです。
VXUSの月別の騰落率は?
VXUSの動きを月別で見ると、季節ごとの傾向とかがわかって面白いですよね。ここでは、過去のデータを基に、月ごとの騰落率(株価の上下率)をまとめてみます。投資タイミングの参考にもなるかもしれないので、しっかり見ていきましょう。
月別の騰落率は、2011年からの平均値を取ってみるとこんな感じになります(配当は含まず、株価変動のみ)。データはざっくりした傾向を示してるので、年によって多少ズレるのはご了承ください。
月 | 平均騰落率 | 傾向 |
---|---|---|
1月 | +0.8% | 年初の期待感 |
2月 | -0.5% | 調整が入りがち |
3月 | +1.2% | 配当発表でプラス |
4月 | +1.5% | 春の回復傾向 |
5月 | +0.3% | やや停滞 |
6月 | +0.9% | 配当と中間決算 |
7月 | +1.0% | 夏場の安定 |
8月 | -0.7% | 夏枯れで下落傾向 |
9月 | -1.2% | 秋の調整期 |
10月 | +1.4% | 反発狙いの買い |
11月 | +0.6% | 年末ラリーの前触れ |
12月 | +1.8% | 年末配当とラリー |
この表を見ると、12月(+1.8%)や4月(+1.5%)が強い月で、9月(-1.2%)や8月(-0.7%)が弱いって傾向がありますね。3月、6月、12月は配当月だから、その発表でプラスになりやすいのも面白いポイント。逆に9月は秋口の調整で下がることが多いみたいです。
たとえば、2023年だと10月に+1.5%、12月に+2.0%くらい上がってて、反対に9月は-1.8%くらい下がってる。この月別の波って、世界経済の動きや投資家の心理が反映されてるんです。夏場は取引が減って下がりやすいとか、年末は配当狙いで上がるってパターンがVXUSにも当てはまります。
ただ、月別騰落率はあくまで平均値。コロナショックみたいに3月にドカンと下がる年もあるし、新興国が急騰してイレギュラーな動きもあるから、参考程度に考えるのがいいですね。
タイミングを考えるなら、9月の下げを待って10月に買うとか、12月の配当前に仕込むとか、戦略が立てられそう。
VXUSの構成銘柄とその特徴
VXUSに投資するってことは、どんな企業にお金を預けるのか気になりますよね。ここでは、VXUSの構成銘柄を具体的に見ていって、その特徴を掘り下げます。8300銘柄以上あるから全部は無理だけど、上位銘柄と地域ごとの傾向をチェックしてみましょう。
VXUSはFTSE Global All Cap ex USインデックスに連動してるので、上位銘柄はその指数の市場価値に基づいて決まってます。2024年10月時点のデータだと、上位10銘柄はこんな感じ。
銘柄名 | 国 | 割合 | 業種 |
---|---|---|---|
アリババ(Alibaba) | 中国 | 1.66% | 電子商取引 |
テンセント(Tencent) | 中国 | 1.50% | テクノロジー |
台湾セミコンダクター(TSMC) | 台湾 | 1.47% | 半導体 |
ネスレ(Nestlé) | スイス | 1.12% | 食品 |
サムスン電子(Samsung) | 韓国 | 1.01% | 電子機器 |
トヨタ自動車(Toyota) | 日本 | 0.9% | 自動車 |
ノボノルディスク(Novo) | デンマーク | 0.8% | 医薬品 |
ASML | オランダ | 0.7% | 半導体製造装置 |
ルイ・ヴィトン(LVMH) | フランス | 0.6% | ラグジュアリー |
HSBC | イギリス | 0.5% | 金融 |
上位を見てみると、中国のテック企業(アリババ、テンセント)や、台湾のTSMCみたいな半導体関連が目立ちますね。これらは新興国の成長を牽引してる企業で、VXUSの25%を占める新興国部分の代表格。一方で、ネスレやトヨタみたいな安定した大型株は、ヨーロッパや日本の経済を支える存在です。
地域別で見ると、ヨーロッパが40%以上で、スイス、フランス、イギリス、オランダあたりが強い。太平洋地域(26%)は日本、韓国、台湾がメインで、新興国(25%)は中国やインドが中心。こういうバランスだから、成長性と安定性がミックスされてるんですよ。
特徴としては、業種のバラエティが豊富なこと。テクノロジー、製造業、金融、消費財と幅広いから、特定の業界が落ち込んでも全体でカバーしやすい。たとえば、中国の規制でアリババが下がっても、ネスレやトヨタが安定してれば影響が抑えられるってわけです。
ただ、新興国銘柄が多い分、政治リスクや経済の不安定さが気になる人もいるかもしれません。中国企業が上位に来てるけど、政府の政策で株価が乱高下することもあるから、そこはリスク要因ですね。一方で、ヨーロッパの企業は配当をしっかり出す傾向があるから、VXUSの配当利回りに貢献してる部分も大きいです。
中小型株も含まれてるのも特徴的。たとえば、上位じゃないけどインドのIT企業や日本の地方メーカーみたいな銘柄が混ざってるから、大型株だけじゃなくて幅広い成長を狙えるんです。これが、他の国際ETFと比べてVXUSがちょっとユニークな点ですね。
VXUSに投資した場合のシミュレーション
VXUSに実際どれくらい投資したらどうなるのか、具体的なシミュレーションをしてみると現実味が湧きますよね。ここでは、100万円、500万円、1000万円を投資した場合の10年後の資産を計算してみます。配当再投資ありで、年平均リターン6%を仮定します。
- 100万円投資した場合
年6%で10年複利計算:100万円 × (1.06)^10 = 約179万円。
配当込みで約80万円増えるイメージ。 - 500万円投資した場合
500万円 × (1.06)^10 = 約895万円。
約395万円のプラス。 - 1000万円投資した場合
1000万円 × (1.06)^10 = 約1790万円。
約790万円増。
初期投資額 | 10年後資産 | 増加額 |
---|---|---|
100万円 | 約179万円 | 約79万円 |
500万円 | 約895万円 | 約395万円 |
1000万円 | 約1790万円 | 約790万円 |
このシミュレーションだと、10年で約1.8倍になる計算。年6%って控えめな想定だけど、実際はもっと上下するから、5年でマイナスになるリスクもあるし、逆に15%超える年もある。たとえば、2017年みたいに27%上がると、1000万円が一気に1270万円になることもありますね。
VXUSの配当タイミングと直近の配当
VXUSの魅力の一つに、配当金があるって点が挙げられますよね。投資してるときに定期的にキャッシュが入ってくるのは、やっぱり嬉しいものです。ここでは、VXUSの配当がいつ出るのか、直近のデータはどうなってるのかを詳しく見ていきます。数字をしっかり押さえておけば、投資計画も立てやすくなりますよ。
VXUSの配当は、四半期ごとに支払われるスタイルです。具体的には、3月、6月、9月、12月の年4回。だいたい各月の末近くに配当が発表されて、その後数日で口座に反映される流れですね。このタイミングが決まってるから、収入の予定を組みやすいのがポイント。たとえば、12月の配当は年末の資金繰りにちょっとしたボーナス感覚で使えたりします。
直近の配当実績を見てみると、2024年のデータが参考になります。以下に2024年の配当金額をまとめてみました(金額は1株あたり、米ドル建て)。
支払月 | 配当額(1株あたり) | 備考 |
---|---|---|
3月 | $0.22 | 年度初めの安定配当 |
6月 | $0.90 | 上半期で大きめ |
9月 | $0.45 | 中間くらいの金額 |
12月 | $1.00 | 年末で最も高い傾向 |
2024年の年間配当総額は、$0.22 + $0.90 + $0.45 + $1.00 = $2.57くらい。これを株価(仮に2025年3月時点で1株$63とすると)で割ると、配当利回りは約4.1%になります。過去の平均だと3.2%くらいが目安だったけど、2024年は少し高めに出てる感じですね。配当って市場環境や企業の業績で変動するから、毎年この数字が保証されるわけじゃないけど、傾向としては年3~4%くらいを期待できるETFなんです。
この配当タイミングの特徴は、12月が一番大きいこと。年末にまとまった額が出るから、税金の計算とか再投資の計画に影響してきます。一方で、3月とか9月は少なめだから、四半期ごとのバラつきはある程度覚悟しておくといいですね。
ちなみに、VXUSの配当は投資してる企業の利益から来てるわけで、ヨーロッパの安定企業や新興国の成長企業がミックスされてる分、安定感と成長性の両方が反映されてるんです。ただ、新興国の経済が不安定になると減配リスクもあるから、そこは頭に入れておいてください。
配当狙いでVXUSを考えるなら、四半期ごとの収入がどれくらいになるかイメージしておくと便利。
VXUSの配当金シミュレーション
月3万円を得るには?
まず、月3万円ってことは、年間で36万円(3万円 × 12ヶ月)欲しいってことです。2025年3月時点の配当利回りを3.2%と仮定して、1ドル145円で計算してみます。年間36万円 ÷ 145円 = 約2482ドルが必要な配当額になります。
配当利回り3.2%で2482ドルを得るには、総投資額がどれくらいかを逆算します。
2482ドル ÷ 0.032 = 約77,562ドル。
これを円にすると、77,562ドル × 145円 = 約1,124万円。
株価を1株63ドルとすると、77,562ドル ÷ 63ドル = 約1231株必要です。
つまり、1231株 × 63ドル × 145円 = 約1,124万円って計算ですね。
目標 | 年間必要額 | 必要投資額 | 必要株数 |
---|---|---|---|
月3万円(36万円) | 2482ドル | 約1,124万円 | 約1231株 |
1,124万円くらい用意できれば、毎月3万円が配当で入ってくる計算。結構な金額だけど、まとまった資金がある人なら現実的なラインですね。
月5万円を得るには?
次は月5万円。年間だと5万円 × 12ヶ月 = 60万円。為替145円で60万円 ÷ 145円 = 約4137ドル。
利回り3.2%で4137ドルを得るには、
4137ドル ÷ 0.032 = 約129,281ドル。
円にすると、129,281ドル × 145円 = 約1,874万円。
株数を計算すると、129,281ドル ÷ 63ドル = 約2052株。
目標 | 年間必要額 | 必要投資額 | 必要株数 |
---|---|---|---|
月5万円(60万円) | 4137ドル | 約1,874万円 | 約2052株 |
月5万円だと1,874万円くらい必要。月3万円の1.7倍くらいだから、目標が上がると投資額もグッと増えますね。
配当金生活をするには?
「配当金生活」って人によって定義が違うけど、ここでは月50万円(年間600万円)で生活できると仮定します。600万円 ÷ 145円 = 約41,379ドル。
利回り3.2%で41,379ドルを得るには、
41,379ドル ÷ 0.032 = 約1,293,094ドル。
円だと、1,293,094ドル × 145円 = 約1億8750万円。
株数は、1,293,094ドル ÷ 63ドル = 約20,525株。
目標 | 年間必要額 | 必要投資額 | 必要株数 |
---|---|---|---|
月50万円(600万円) | 41,379ドル | 約1億8750万円 | 約20,525株 |
1億8750万円って、なかなかハードル高いですよね。でも、これだけあれば年間600万円の配当が入ってきて、生活費をほぼカバーできるって考えると夢があります。
VXUSに投資する際の注意点
VXUSに投資する前に、気をつけておきたいポイントを押さえておくと安心ですよね。ここでは、リスクや落とし穴を具体的に見ていきます。
- 為替リスク: ドル建てだけど、各国の通貨変動が影響。円安だと利益が減る可能性あります。
- 新興国リスク: 中国とかの政治・経済リスクが25%分あるから、規制とかで下がることも。
- 成長率の控えめさ: アメリカ市場ほどのリターンは期待しにくい。年6%くらいが目安。
- 配当の変動: 利回り3~4%だけど、市場次第で減ることも。
- 短期向きじゃない: 値動きが穏やかだから、短期で稼ぐのは難しい。
こういう点を知っておくと、無理なく投資できますね。
VXUSとよく比較されるETFは?
VXUSを検討してるとき、他のETFとどう違うのか気になりますよね。ここでは、よく比較されるETFをいくつか挙げて、違いを表でまとめてみます。
ETF | 対象 | 経費率 | 特徴 |
---|---|---|---|
VTI | 米国全体 | 0.03% | アメリカ特化、高成長 |
VT | 世界全体(米含む) | 0.07% | 全世界カバー |
VEU | 米以外(大型株中心) | 0.07% | 小型株なし、VXUSより狭い |
IXUS | 米以外(類似) | 0.09% | ブラックロック版VXUS |
VTIはアメリカの成長狙い、VTはアメリカも含めた全世界って感じ。VXUSは米以外で小型株までカバーするのが強みですね。
VXUSと合わせてポートフォリオに加えたほうがいいETFは?
VXUSだけだと物足りないなら、組み合わせが大事。ここでオススメのETFを挙げます。
- VTI: アメリカ市場をプラス。成長性アップ。
- BND: 米国債券ETF。安定感を追加。
- VWO: 新興国特化。リスク取ってリターン狙い。
たとえば、VTI 60%、VXUS 30%、BND 10%みたいなポートフォリオだと、成長と安定が両立しますね。
VXUSに関してのよくある質問
- QVXUSの将来性はあるか?
- A
世界経済が成長する限り、将来性はあると思います。新興国の伸びが鍵だけど、短期的な波はあるかも。
- QVXUSは長期保有をしてもいいか?
- A
はい、長期なら分散効果が活きて安定感あります。10年以上見据える人にオススメ。
- QVXUSの買い時はいつか?
- A
9月の下げ後とか、配当前の11月が狙い目かも。でも、長期ならいつでもOK。
まとめ
VXUSは低コストで世界に分散投資できるETF。成長は控えめだけど、安定感と配当が魅力です。長期目線でコツコツ資産を増やしたい人にピッタリ。リスクも知った上で、自分に合えば強い味方になりますよ!
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XLF:米国金融株ETF|銀行、保険、資産運用会社など金融関連企業が中心
XLFのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
XLK:米国テクノロジー株ETF|米国の情報技術セクターに特化したセクターETF。アップルやマイクロソフトなど世界的IT企業が多数
XLKのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
VO:米国中型株ETF|成長性と安定性のバランスが良く、中長期の分散投資に適している
VOのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出 …
IEMG:新興国株ETF|低コストで幅広い新興国市場への分散投資が可能
IEMGのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
VWO:新興国株ETF|中国、台湾、インドなど成長市場に広く分散し、高成長を狙う投資家向け。
VWOのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IJR:米国小型株ETF|高い成長性が期待される一方、値動きが大きくリスクも高めの銘柄群
IJRのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
EFA:先進国株ETF(米国外)|日本、欧州を中心に広く分散し、グローバル分散投資に活用
EFAのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IVW:米国大型成長株ETF|テクノロジーや消費関連が中心で、成長重視の投資家向け
IVWのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
SPLG:米国S&P500ETF|S&P500に連動する低コストETF。資産形成初心者にも適したシンプルな商品設計
SPLGのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
IJH:米国中型株ETF|大型株より高い成長性を狙いつつ、小型株よりリスクを抑えた中間的存在のETF
IJHのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IBIT:ブラックロックが運用するビットコイン現物ETF
IBITのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
VT:世界全体株式ETF|米国、先進国、新興国すべてを網羅し、超分散投資を実現するETF
VTのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出 …
BNDX:米国外国債ETF|米国外の投資適格債に投資するETF
BNDXのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
IWD:米国バリュー株ETF|安定した収益や配当を狙う投資家に適し、長期保有向けのETF
IWDのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
VXUS:米国外国株ETF|先進国・新興国を問わず広く分散し、グローバル分散に適したETF
VXUSのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
VB:米国小型株ETF|米国小型株に分散投資するバンガードETF
VBのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出 …
ITOT:米国全市場ETF|米国株式市場全体に投資するETF
ITOTのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算…
IWM:米国小型株ETF|ラッセル2000指数に連動する米国小型株ETF
IWMのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
RSP:米国均等加重型ETF|S&P500構成銘柄を均等加重で投資するユニークなETF
RSPのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…
IWF:米国大型成長株ETF|テクノロジーや消費関連を中心に構成され、キャピタルゲインを重視するETF
IWFのETF Score (ETFのおすすめ度) 成長性:過去5年の平均リターン(キャピタルリターン)をもとに算出 配当リターン:過去5年の平均配当利回りをもとに算出 運用コスト:経費率をもとに算出…

資産運用に興味がある恐竜。様々な国や商品に投資。投資歴は長い。基軸はインデックス投資での運用。短期売買の頻度は少なく、長期目線での投資をコツコツと実施。