この記事のポイント
- VUG(Vanguard Growth ETF)は、大型成長株に投資するETFである。
- 配当は少なめだが、長期的な成長が期待できる。
- 構成銘柄にはAppleやMicrosoftなどのハイテク企業が多い。
- 過去のリターンはS&P500を上回ることが多いが、暴落時の下落幅も大きい。
- 配当金シミュレーションを通じて、VUGでの収益の可能性を考察する。
- 他のETFとの比較や、ポートフォリオに組み入れる際のポイントを解説。
VUGとは
VUG(Vanguard Growth ETF)は、バンガード社が運用するETFで、主に米国の大型成長株を対象とした銘柄群で構成されている。このETFはCRSP US Large Cap Growth Indexに連動し、企業の成長率や収益性の観点から選ばれた銘柄が組み込まれている。
成長株とは、企業の売上や利益の成長が期待される銘柄のことを指し、一般的に配当を抑えて事業拡大に資金を回す傾向がある。VUGはそうした企業に投資することで、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うETFである。
VUGの特徴として、以下の点が挙げられる。
- 構成銘柄はテクノロジー企業が中心
- 低コストの経費率(0.04%)
- 過去のパフォーマンスはS&P500を上回ることが多い
- 配当利回りは低め(約0.5%)
VUGは特に長期投資を考える投資家に人気があるETFだが、ハイテク株の比率が高いため、市場全体が下落する局面では大きく値を下げる可能性がある点には注意が必要だ。
VUGの特徴 (表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立年 | 2004年 |
| 運用会社 | バンガード(Vanguard) |
| 連動指数 | CRSP US Large Cap Growth Index |
| 経費率 | 0.04% |
| 配当利回り | 約0.5% |
| 主な構成銘柄 | Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA、Alphabet |
| 投資対象 | 米国の大型成長株 |
VUGはコストが非常に低いため、長期的なパフォーマンスの面で有利とされている。また、組み入れ銘柄の成長力が高いことから、インカムゲインよりもキャピタルゲインを重視する投資家に向いているETFだ。
VUGはやめておいたほうがいい?おすすめしない声があるのはなぜか?
VUGは成長株に特化したETFであるため、市場の景気後退局面や金利上昇時に大きな打撃を受けやすい。また、配当が少ないため、インカムゲインを求める投資家にとっては魅力が薄いとされる。
考えられるVUGのデメリットは以下の通り。
- ハイテク銘柄の比率が高く、景気後退時に弱い
- 配当金が少なく、インカム投資家には向かない
- バリュー株と比べてPERが高く、割高感がある
- 金利上昇時に株価が下落しやすい
これらの理由から、一部の投資家はVUGの投資を避けるべきと考えている。
VUGの配当タイミングと直近の配当
VUGの配当は四半期ごとに支払われる。直近の配当額と配当利回りを以下に示す。
| 年度 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
| 2023 | 0.15 | 0.20 | 0.18 | 0.22 | 0.75 |
| 2022 | 0.13 | 0.19 | 0.17 | 0.21 | 0.70 |
VUGの配当金シミュレーション
月3万円を得るには?
仮にVUGの年間配当利回りが0.5%とすると、月3万円(年間36万円)を得るには約7,200万円分のVUGを保有する必要がある。
月5万円を得るには?
同様の計算で、月5万円(年間60万円)を得るには約1億2,000万円のVUGを保有する必要がある。
配当金生活をするには?
年間300万円(毎月25万円)の配当を得るためには、約6億円のVUGが必要となる。VUGの配当だけで生活するのは現実的ではなく、キャピタルゲインを活用した資産運用が必要だ。
VUGの構成銘柄とその特徴
VUGの主な構成銘柄は以下の通り。
| 銘柄 | 割合 |
| Apple | 13% |
| Microsoft | 11% |
| Amazon | 7% |
| NVIDIA | 6% |
| Alphabet (Google) | 5% |
VUGは米国の成長企業を中心に構成されており、特にテクノロジー企業の割合が高いのが特徴だ。
VUGの株価・推移・成長率(パフォーマンス)
VUGの過去の株価推移を見てみると、長期的には右肩上がりの成長を続けているものの、短期的な調整局面もある。
| 年度 | 株価始値 | 株価終値 | 年間リターン |
| 2020 | 180 | 240 | +33% |
| 2021 | 240 | 290 | +21% |
| 2022 | 290 | 220 | -24% |
| 2023 | 220 | 280 | +27% |
このように、VUGは市場の動向によって大きく変動するため、長期的な視点での運用が求められる。
VUGの年別・過去平均リターン
VUGの過去10年間の平均リターンは約13%程度で、S&P500の約10%を上回っている。
| 期間 | 年間平均リターン |
| 過去5年 | 約14% |
| 過去10年 | 約13% |
| 過去15年 | 約11% |
VUGの月別の暴落率は?
VUGは成長株中心のため、暴落時にはS&P500以上の下落を記録することが多い。
| 月 | 最大下落率 |
| 2020年3月 | -20% |
| 2022年6月 | -15% |
| 2022年9月 | -12% |
VUGに投資した場合のシミュレーション
VUGに100万円を投資した場合、年平均13%のリターンを得た場合のシミュレーション。
| 年数 | 元本 | 想定資産額 |
| 5年 | 100万 | 184万 |
| 10年 | 100万 | 339万 |
| 20年 | 100万 | 1,144万 |
VUGに投資する際の注意点
- 景気後退時の下落が大きい
- 配当金が少ないため、インカムゲイン目的には向かない
- 金利上昇局面では株価が下がりやすい
VUGとよく比較されるETFは?
- VOO(S&P500連動)
- QQQ(ナスダック100連動)
- VTI(米国全体の市場に投資)
VUGに関してのよくある質問
- QVUGの将来性はあるか?
- A
ハイテク企業の成長が続けば、今後も成長が期待できる。
- QVUGは長期保有をしてもいいか?
- A
長期的にはリターンが高いため、長期投資向き。
- QVUGの買い時はいつか?
- A
市場全体の調整局面が狙い目。
- QVUGのメリットとデメリットは?
- A
- メリット:高成長が期待できる、低コスト
- デメリット:配当が少ない、景気後退時に弱い
まとめ
VUGは長期投資向けの成長株ETFとして優れた選択肢だが、暴落リスクを考慮しながら運用する必要がある。
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投資歴は数十年。数々の市場の暴落と回復の経験から、インデックス投資を中心にしつつ、道楽で個別株への投資をするコアサテライト戦略で運用するのが基本スタイル。焦らずにのんびりゆったり資産形成中。




























