この記事のポイント
QQQは、NASDAQ100指数に連動するETFで、米国のETFで2番目に取引量が多い
経費率は高いも、過去をみるとS&P500指数をオーバーパフォームするリターンを得ることができている
米国の成長性が高い人気企業に分散して投資したい人にはおすすめ
QQQとは
QQQは、NASDAQ100指数に連動するETF。
NASDAQ100指数は、米国NASDAQ市場に上場する非金融企業100社の時価総額加重平均指数です。代表的企業として、Microsoft、Amazon、Apple、Meta、Alphabetなどが含まれています。
QQQに投資するということは、これら米国を代表する企業を中心に、成長性の高い100社の株式に分散投資することと同じ意味になります。
よく、「QQQは危険」と言われていたりしますが、成長性の高い銘柄で構成されていることに加え、上位10銘柄の比率が約50%と高いことによる一定のボラティリティがあるだけで、中長期で見るとしっかりと右肩上がりで伸びています。ETFである時点で分散投資となっており、個別株に比べたらよっぽどリスクヘッジができています。
ちなみに、米国で2番目に取引量が多いETFとのことで、その人気さが伺えます。(1番はS&P500に連動するETFであるSPY)
これまでのQQQの推移
QQQ
伸び率がすごいです。S&P500に連動するETFと比べてみると、その伸び率のすごさがわかると思います。
青がQQQ、黄色がVOO
QQQ | VOO | |
---|---|---|
投資対象銘柄数 | 約100銘柄 | 約500銘柄 |
設立日 | 1999年3月10日 | 2010年9月9日 |
ベンチマーク | NASDAQ-100 index | S&P 500 Index |
一株あたり | 494ドル | 507ドル |
経費率 | 0.20% | 0.03% |
配当利回り | 0.62% | 1.40% |
年リターン(5年平均) | 21.43% | 15.04% |
QQQの構成銘柄は?
銘柄 | ティッカーシンボル | セクター | 保有比率(%) |
---|---|---|---|
アップル | AAPL | 情報技術 | 11.42 |
マイクロソフト | MSFT | 情報技術 | 9.01 |
アマゾン | AMZN | 情報技術 | 4.4 |
アルファベット(グーグル) | GOOG | 情報技術 | 7.53 |
テスラ | TSLA | 自動車 | 3.47 |
メタ(旧フェイスブック) | META | 情報技術 | 1.71 |
エヌビディア | NVDA | 半導体 | 2.08 |
アドビ | ADBE | ソフトウェア | 1 |
アスナ | ASNA | ソフトウェア | 0.07 |
ブロードコム | AVGO | 半導体 | 0.61 |
ペプシコ | PEP | 飲料 | 0.92 |
T-Mobile US | TMUS | 通信 | 0.55 |
チャールズ・シュワブ | SCHW | 金融 | 0.54 |
ピンタレスト | PINS | ソーシャルメディア | 0.04 |
モンデリーズ・インターナショナル | MDLZ | 食品 | 0.35 |
アドバンテッド・マイクロデバイス | AMD | 半導体 | 0.45 |
デル・テクノロジーズ | DELL | 情報技術 | 0.32 |
シスコシステムズ | CSCO | 情報技術 | 0.7 |
エリ Lilly and Company | LLY | 医薬品 | 1 |
ファイザー | PFE | 医薬品 | 0.98 |
モンサント | MON | 農業化学 | 0.67 |
ナイキ | NKE | アパレル | 1.01 |
インテル | INTC | 半導体 | 0.75 |
エクソンモービル | XOM | 石油・ガス | 1.43 |
マクドナルド | MCD | 飲食料品 | 0.81 |
エヌビディア | NVDA | 半導体 | 2.08 |
ブロードコム | AVGO | 半導体 | 0.61 |
アドビ | ADBE | ソフトウェア | 1 |
アスナ | ASNA | ソフトウェア | 0.07 |
S&P500とかぶる企業も多いですが、その構成比率などは大きく異なります。VOOをオーバーパフォームする理由がよくわかりますね。
まとめ
QQQはNASDAQ100指数に連動するETFで、ボラティリティは高いも、中長期で保有することで大きなリターンを得れる可能性があります。S&P500に投資するよりも、よりリスクをとって大きなリターンを得たいという人にはおすすめです。
資産運用に興味がある恐竜。いろんな国や商品に投資。投資歴はまあまあ長め。基軸はインデックス投資での運用。短期売買はあまりせず、長期目線での投資をコツコツと。