この記事の3ポイント要約
主要項目比較
米国高配当ETFを代表する4銘柄を比較してみましょう。
| 項目 | VYM | SCHD | HDV | SPYD |
| 設定日 | 2006/11/10 | 2011/10/20 | 2011/03/29 | 2015/10/21 |
| 連動指数 | FTSE ハイディビデンド・イールド | Dow Jones US Dividend 100 | Morningstar Dividend Yield Focus | S&P 500 High Dividend |
| 投資対象銘柄数 | 438 | 103 | 81 | 79 |
| ウェイト方式 | 時価総額加重平均 | 時価総額加重平均(キャップ付) | 配当総額加重平均 | 均等加重 |
| 銘柄選定基準 | 予想配当利回り上位 | 財務健全性および配当成長 | 財務健全性および配当の持続性 | S&P500内の配当利回り上位80銘柄 |
| リバランス頻度 | 年1回 | 年1回 | 年2回 | 年2回 |
| 直近利回り(%) | 3.02 | 3.38 | 3.65 | 4.41 |
| 配当頻度 | 年4回 | 年4回 | 年4回 | 年4回 |
| 信託報酬(%) | 0.06 | 0.06 | 0.08 | 0.07 |
| ETF種別 | パッシブ | パッシブ | パッシブ | パッシブ |
VYMは銘柄数が圧倒的に多く、市場全体に分散投資している安心感がありますね。一方でSPYDは利回りを追求するスタイルに振り切っており、上位80銘柄に均等配当を行う独特の仕組みになっています。
他項目比較(玄人向けファンダメンタルズ比較比較)
高配当銘柄は成長性が低いと思われがちですが、SCHDのように高い収益性を維持しているケースも存在します。表面的な利回りだけに惑わされず、稼ぐ力が維持されているかもしっかりと確認していきましょう。


| 項目 | VYM | SCHD | HDV | SPYD |
| 平均ROE(%) | 16.85 | 24.12 | 19.30 | 12.45 |
| EPS成長率(5年平均%) | 8.22 | 11.45 | 5.12 | 3.88 |
| 売上総利益率(%) | 35.10 | 38.45 | 32.80 | 28.15 |
| 純利益率(%) | 12.45 | 15.60 | 11.20 | 8.90 |
| PER(倍) | 15.80 | 16.20 | 14.50 | 12.80 |
| PBR(倍) | 2.55 | 3.85 | 2.80 | 1.85 |
SCHDのROEとEPS成長率が際立っており、配当だけでなく株価の上昇も期待できる構成になっています。HDVはエネルギーやヘルスケアの比重が高いため、利益率は安定していますが成長性は控えめですね。
バリュエーションで見ると、SPYDのPERとPBRが最も低く、バリュー株で構成されている側面が強いことが伺えます。
ETF別 ファンダメンタルズ 過去5年推移
過去5年間の財務指標の推移を見ることによって、それぞれのETFがどのような経済状況で強みを発揮するのか見ていきましょう。単年度の数値ではなく、トレンドとして見ていくことで見えてくるものもあります。
特に純利益率の維持は、配当原資を確保し続けるために非常に重要な要素となります。


| 項目(単位:%または倍) | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
| 平均ROE | 15.20 | 16.10 | 15.80 | 16.50 | 16.85 |
| EPS成長率 | 7.50 | 8.10 | 7.80 | 8.00 | 8.22 |
| 売上総利益率 | 34.20 | 34.50 | 34.80 | 35.00 | 35.10 |
| 純利益率 | 11.80 | 12.10 | 11.90 | 12.30 | 12.45 |
| PER | 16.50 | 15.20 | 15.90 | 16.10 | 15.80 |
| PBR | 2.40 | 2.30 | 2.45 | 2.50 | 2.55 |


| 項目(単位:%または倍) | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
| 平均ROE | 22.40 | 23.50 | 22.90 | 23.80 | 24.12 |
| EPS成長率 | 10.50 | 11.20 | 10.80 | 11.10 | 11.45 |
| 売上総利益率 | 37.10 | 37.80 | 38.10 | 38.30 | 38.45 |
| 純利益率 | 14.50 | 15.10 | 14.80 | 15.40 | 15.60 |
| PER | 17.20 | 15.80 | 16.40 | 16.90 | 16.20 |
| PBR | 3.50 | 3.60 | 3.70 | 3.80 | 3.85 |


| 項目(単位:%または倍) | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
| 平均ROE | 18.20 | 19.50 | 18.80 | 19.10 | 19.30 |
| EPS成長率 | 4.20 | 5.80 | 4.50 | 4.90 | 5.12 |
| 売上総利益率 | 31.50 | 32.20 | 32.50 | 32.70 | 32.80 |
| 純利益率 | 10.50 | 11.50 | 10.80 | 11.10 | 11.20 |
| PER | 14.80 | 13.90 | 14.20 | 14.70 | 14.50 |
| PBR | 2.60 | 2.55 | 2.70 | 2.75 | 2.80 |


| 項目(単位:%または倍) | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
| 平均ROE | 11.50 | 12.10 | 11.80 | 12.20 | 12.45 |
| EPS成長率 | 3.10 | 4.20 | 3.50 | 3.70 | 3.88 |
| 売上総利益率 | 27.50 | 27.80 | 27.90 | 28.00 | 28.15 |
| 純利益率 | 8.20 | 8.80 | 8.50 | 8.70 | 8.90 |
| PER | 13.50 | 12.10 | 12.50 | 13.10 | 12.80 |
| PBR | 1.70 | 1.65 | 1.75 | 1.80 | 1.85 |
SCHDの収益性の高さが継続的であることが見て取れますね。VYMは非常に安定しており、大きな崩れがないのが好ましいです。
一方、利回り重視のSPYDは、景気敏感な銘柄が多く含まれるため指標の変動も大きくなりがちです。
指標の正確な説明は抜きにして、各項目で何がわかるかをまとめておきます。
- ROE:会社の稼ぐセンスはどんなものか(高い方が良い)
- EPS成長率:投資家に還元される利益が増加しているか(増加していればいい)
- 売上総利益率:ブランド力や技術力による永続的競合優位性はどうか(高い方が良い)
- 純利益率:収益の質の高さはどうか(高い方が良い)
- PER:投資家から期待されすぎていないか(目安15~20)
- PBR:その会社が倒産したらどれくらい戻って来るか(1がしきい値)
騰落率比較
過去10年間の騰落率もまとめてみました。
市場が好調な時期にどれだけ波に乗れたか、逆に不況期にどれだけ耐えたかが重要です。高配当株投資であっても、トータルリターンの視点を忘れてはいけません。

| 年 | VYM(%) | SCHD(%) | HDV(%) | SPYD(%) |
| 2016年 | 16.85 | 15.35 | 14.50 | 15.20 |
| 2017年 | 18.40 | 19.20 | 11.80 | 14.55 |
| 2018年 | -5.85 | -5.50 | -6.80 | -8.20 |
| 2019年 | 23.40 | 27.10 | 21.20 | 20.85 |
| 2020年 | 1.15 | 15.10 | -11.20 | -8.50 |
| 2021年 | 25.80 | 29.80 | 17.50 | 26.15 |
| 2022年 | -0.45 | -3.20 | 6.50 | -2.15 |
| 2023年 | 10.20 | 4.50 | 2.15 | 3.50 |
| 2024年 | 15.60 | 16.80 | 14.20 | 14.85 |
| 2025年 | 12.40 | 13.15 | 10.85 | 11.20 |
2020年のコロナショック時、HDVやSPYDが大きく沈む中でSCHDが二桁成長を見せたのは驚異的です。2022年の下落局面では、逆にエネルギーセクターの強いHDVが唯一のプラスを維持しました。
このように、各ETFが得意とする相場環境があることを理解しておくと安心して投資し続けることができますね。1つの銘柄に絞り込むのではなく、これらを組み合わせることでポートフォリオの安定感を高めめることも検討しましょう。
ある一定期間の間に「何パーセント上昇または下落したか」を示す割合で、投資対象のパフォーマンスやリスク判断をするために使用されます。
暴落からの回復期間
過去の大きな下落局面から、元の水準に戻るまでにどれほどの時間を要したかを確認しておきましょう。あくまでも今後に向けての目安ですが、パニック売りをしないようにするためにも把握しておくことが大事です。
回復が早い銘柄は、それだけ市場からの信頼が厚く、押し目買いが入りやすい傾向にあります。
| 暴落イベント | VYM | SCHD | HDV | SPYD |
| コロナショック(2020) | 約9ヶ月 | 約6ヶ月 | 約14ヶ月 | 約12ヶ月 |
| 2022年弱気相場 | 約10ヶ月 | 約11ヶ月 | 約3ヶ月 | 約13ヶ月 |
| 平均回復期間(直近数事象) | 約9.5ヶ月 | 約8.5ヶ月 | 約8.5ヶ月 | 約12.5ヶ月 |
コロナショック時、SCHDの回復の速さはすごいですね。一方で2022年のインフレ・金利上昇局面では、HDVが極めて短期間で高値を更新しています。
SPYDは景気後退懸念に弱く、回復に時間を要する傾向があることをしっておきましょう。
とはいえ、どのETFも時間をかければ回復しているのが米国経済の力強さを物語っています。
セクター構成比較
どの業界にどれだけのリスクを負っているかを知っておきましょう。景気敏感セクターが多いのか、ディフェンシブな構成なのかで値動きの傾向が大きく変わります。

| セクター名 | 構成比率(%) |
| 金融 | 20.45 |
| ヘルスケア | 15.20 |
| 生活必需品 | 13.15 |
| 工業 | 12.80 |
| エネルギー | 10.55 |
| その他 | 27.85 |

| セクター名 | 構成比率(%) |
| ヘルスケア | 17.50 |
| 金融 | 16.80 |
| 生活必需品 | 14.20 |
| 工業 | 13.90 |
| エネルギー | 12.45 |
| その他 | 25.15 |

| セクター名 | 構成比率(%) |
| エネルギー | 24.15 |
| ヘルスケア | 22.80 |
| 生活必需品 | 15.40 |
| 通信サービス | 10.20 |
| 公益事業 | 8.50 |
| その他 | 18.95 |

| セクター名 | 構成比率(%) |
| 金融 | 18.50 |
| 不動産 | 17.20 |
| 公益事業 | 15.80 |
| エネルギー | 12.40 |
| 生活必需品 | 10.15 |
| その他 | 25.95 |
VYMとSCHDは比較的バランスが良い構成ですが、HDVはエネルギーとヘルスケアへの集中が目立ちます。SPYDは不動産の比率が高いことが、他の3銘柄との大きな違いとなっていますね。
金利上昇局面では不動産や公益事業が売られやすいため、SPYDが苦戦する理由がよくわかりますね。
構成銘柄比較
特定の1社に依存しすぎていないか、上位10銘柄の合計比率にも注目してみましょう。分散が効いているETFほど、1企業の不祥事や減配による影響を最小限に抑えられます。
| 銘柄名 | 比率(%) |
| JPモルガン・チェース | 3.45 |
| ブロードコム | 3.12 |
| エクソン・モービル | 2.85 |
| ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.50 |
| ホーム・デポ | 2.25 |
| プロクター・アンド・ギャンブル | 2.15 |
| アッヴィ | 1.95 |
| メルク | 1.85 |
| シェブロン | 1.75 |
| バンク・オブ・アメリカ | 1.65 |
| 銘柄名 | 比率(%) |
| ホーム・デポ | 4.25 |
| ブラックロック | 4.15 |
| テキサス・インスツルメンツ | 4.10 |
| アムジェン | 4.05 |
| アッヴィ | 4.00 |
| シェブロン | 3.95 |
| ペプシコ | 3.90 |
| シスコシステムズ | 3.85 |
| コカ・コーラ | 3.80 |
| ベライゾン・コミュニケーションズ | 3.75 |
| 銘柄名 | 比率(%) |
| エクソン・モービル | 9.45 |
| シェブロン | 7.80 |
| アッヴィ | 6.55 |
| ベライゾン・コミュニケーションズ | 6.20 |
| ジョンソン・エンド・ジョンソン | 5.85 |
| フィリップ・モリス | 4.90 |
| メルク | 4.55 |
| アルトリア・グループ | 4.20 |
| ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | 3.85 |
| コカ・コーラ | 3.50 |
| 銘柄名 | 比率(%) |
| アイアン・マウンテン | 1.45 |
| ベライゾン・コミュニケーションズ | 1.42 |
| フィリップ・モリス | 1.40 |
| ドミニオン・エナジー | 1.38 |
| クラフト・ハインツ | 1.35 |
| サザン・カンパニー | 1.33 |
| AT&T | 1.32 |
| ワンオーク | 1.30 |
| リージョンズ・フィナンシャル | 1.28 |
| パブリック・ストレージ | 1.25 |
HDVの上位銘柄への集中度はかなり高いですね。SPYDは均等荷重のため、1位の銘柄でも比率が低く、非常に広く分散されています。
SCHDには配当成長が見込める優良株が並び、VYMは時価総額の大きな企業が中心です。
投資した場合のシミュレーション比較
VYMが一番リターンが大きい
VYM 12.86%, SCHD 9.11%, SPYD 10.66%, HDV 10.80%の年間リターンで設定し、初期に100万円を投資した場合の推移をシミュレーションしました。また、配当はすべて再投資し、複利効果を最大限に享受する前提で計算しています。

| 経過年数 | VYM(12.86%) | SCHD(9.11%) | HDV(10.80%) | SPYD(10.66%) |
| 初期 | 1,000,000 | 1,000,000 | 1,000,000 | 1,000,000 |
| 5年後 | 1,831,100 | 1,546,400 | 1,670,000 | 1,659,500 |
| 10年後 | 3,353,000 | 2,391,300 | 2,788,800 | 2,753,800 |
| 15年後 | 6,139,700 | 3,697,900 | 4,657,300 | 4,569,900 |
| 20年後 | 11,242,500 | 5,718,500 | 7,777,600 | 7,583,600 |
VYMが20年で11倍を超えるという非常に力強い結果となりました。SCHDは着実な成長を見せつつも、他の銘柄に比べるとマイルドな資産増加曲線となっています。
おすすめの投資比率
安定して資産を増やしつつ、配当もしっかり受け取りたいという方はETFを併せ持つことも選択肢にいれましょう。

| 経過年数 | トータルリターン重視(VYM 70%, HDV 30%) | インカム成長特化(SCHD 60%, SPYD 40%) | ディフェンシブ(VYM 40%, HDV 40%, SCHD 20%) | 全種均等配分(各25%) |
| 5年後 | 1,781,700 | 1,591,200 | 1,670,400 | 1,672,800 |
| 10年後 | 3,178,500 | 2,530,600 | 2,791,800 | 2,799,000 |
| 15年後 | 5,673,300 | 4,025,900 | 4,664,500 | 4,682,500 |
| 20年後 | 10,126,800 | 6,404,400 | 7,794,200 | 7,832,200 |
VYMの比率を高めた「トータルリターン重視」プランが、資産総額では最も高い伸びをみせました。一方で、日々の配当額を重視するなら「インカム成長特化」プランがよさそうですね。
投資した場合の配当金シミュレーション比較
VYM 2.42%, SCHD 4.01%, SPYD 5.04%, HDV 4.10%で配当利回りを設定し、配当金のシミュレーションをしました。増配率は過去の平均的な実績値を維持し、配当を再投資することで保有株数が増えていくサイクルを想定しています。

| 年数 | VYM(利2.42% / 増配7%) | SCHD(利4.01% / 増配10%) | HDV(利4.10% / 増配5%) | SPYD(利5.04% / 増配3%) |
| 初期 | 24,200 | 40,100 | 41,000 | 50,400 |
| 5年後 | 43,400 | 83,200 | 63,400 | 73,500 |
| 10年後 | 84,300 | 196,500 | 104,200 | 114,800 |
| 15年後 | 171,800 | 505,800 | 179,300 | 187,900 |
| 20年後 | 366,400 | 1,385,400 | 321,200 | 320,600 |
初期の受取額ではSPYDが優位ですが、増配率の差によってSCHDが急速に追い上げます。10年を過ぎる頃には、SCHDの配当額が他の銘柄を圧倒するシミュレーション結果となりました。
合わせて保有したほうがいいETFは?
高配当ETFはバリュー株に偏りがちなため、他の資産を組み合わせることで分散効果を高められます。特定のセクターが沈んだ時でも、ポートフォリオ全体が傷つかないように準備しておきましょう。
| 軸となるETF | 組み合わせ推奨銘柄 | 理由 |
| VYM | QQQ (ナスダック100) | 成長株を補い、トータルリターンを向上させる。 |
| SCHD | TLT (米長期債) | 株式下落局面でのクッション材として機能し、ボラティリティを抑える。 |
| HDV | GLD (金) | インフレヘッジを強化し、エネルギー以外の実物資産で守りを固める。 |
| SPYD | VIG (連続増配) | 財務の不透明な高利回り銘柄を、鉄壁の財務を持つ増配株で中和する。 |
例えばSCHDを主力にするなら、金利上昇に弱い側面を債券でカバーしたり、VYMにQQQを少し加えるだけで、ITセクターの成長も取り込める構成になります。
おすすめはどれか?
私の主観も交え、5つの評価軸で各ETFを比較しました。どれが優れているかではなく、自分の目的に合っているかを確認してください。
| 評価項目 | VYM | SCHD | HDV | SPYD |
| 成長性(キャピタル) | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 収益性(インカム) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 安定性(ボラ) | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 回復力(暴落後) | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 健全性(コスト等) | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
キャピタルゲインとインカムゲインのバランスを追求するなら、SCHDが頭一つ抜けています。一方で、安定性を求めるなら銘柄数の多いVYMが最も信頼できるでしょう。
HDVは相場不安定時の要として、SPYDは現在のキャッシュフローを最大化するETFとして優秀です。
どんな人におすすめ?
みなさんの置かれた状況によって、最適な選択肢は変わります。年齢や資産規模、リスクに対してどれだけ耐えられるかなど、様々な切り口で考えることが重要です。
| 項目 | 安定第一タイプ (VYM) | 資産形成タイプ (SCHD) | 守りのタイプ (HDV) | 今のキャッシュタイプ (SPYD) |
| 投資目的 | 資産の着実な成長 | 10年後の配当最大化 | 景気後退への備え | 即時の現金収入 |
| 年齢 | 30〜50代 | 20〜40代 | 50代以上 | 40代〜リタイア |
| 推定資産 | 500万円〜 | 100万円〜 | 2,000万円〜 | 300万円〜 |
| 入金力 | 中程度 | 高め(長期継続) | 低め〜安定 | 中程度 |
| 投資歴 | 初心者〜中級者 | 中級者 | 上級者 | 初心者〜 |
| リスク許容度 | 中 | 高 | 低 | 中〜高 |
若いうちからSCHDで配当を雪だるま式に増やす戦略は、非常に理にかなっています。一方で、すでに十分な資産がある方がHDVで守りを固めつつ配当を得るのも良いでしょう。
SPYDは株価のボラティリティを楽しめる、あるいは気にならない人に向いています。
| タイプ | 推奨配分1 | 推奨配分2 | 推奨配分3 | 現金・その他 |
| 安定第一タイプ | VYM: 60% | SCHD: 20% | 債券ETF: 10% | 現金: 10% |
| 資産形成タイプ | SCHD: 70% | SPYD: 10% | QQQ: 10% | 現金: 10% |
| 守りタイプ | HDV: 50% | VYM: 30% | ゴールド: 10% | 現金: 10% |
| 今のキャッシュタイプ | SPYD: 50% | HDV: 20% | SCHD: 20% | 現金: 10% |
いずれの場合も、10%程度の現金を手元に残しておくことで、不測の事態にも対応でるようにしておきましょう。無理のない範囲で、少しずつ自分の理想の形に近づけていってください。
まとめ
米国高配当ETFの主要4銘柄は、それぞれが異なる戦略を持っています。 どれか一つが正解なのではなく、自分のライフステージやリスク許容度に合わせて選んでみてください。
VYMの分散力、SCHDの成長性、HDVの堅実な守り、SPYDの高利回り。 これらを理解し、使い分けることができれば、資産形成の速度もあがるはずです。
投資は長く続けることが最大の成功要因ですので、自分が納得できる構成を見つけてください。

投資歴は数十年。数々の市場の暴落と回復の経験から、インデックス投資を中心にしつつ、道楽で個別株への投資をするコアサテライト戦略で運用するのが基本スタイル。焦らずにのんびりゆったり資産形成中。


